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おぢばにおかえり
21部分:第四話 大学の中でその四
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な言葉が出て来ました。
「何なのよ、また」
「それはまあ言わないってことで」
「ねえ」
「じゃあ後は僕の予想ですね」
 それで新一君が変なこと言うのはいつも通りですけれど。それにしても。
「そういうことで」
「じゃあ阿波野君」
「デート頑張ってね」
「はいっ」
 ここで新一君に言うのが。すっごく腑に落ちないです。
「頑張ります、絶対に」
「別にそんなのいいわよ」
 私が言う言葉も決まっていました。
「期待していないし」
「そういう時こそやるのが猛牛野球なんだけれど」
「全然知らないわ」
 そもそもパリーグは。私あまり知らないです。
「期待していようがしていなかろうが絵になる野球をするチームなら知ってるけれど」
「ああ、阪神」
「そういうこと」
 やっぱり阪神はいいですよね。あの勝っても負けても、しかもどんな勝ち方負け方でも絵になるって。そんな球団阪神しかありませんよね。
「やっぱりそれよ」
「じゃあデート場所は野球部の練習を」
「それもちょっと」
 何か余り気分が乗りませんでした。
「今は見たくないわ」
「じゃあラグビー部?」
「それもねえ」
 そっちもあまり見たくない気分でした。気が乗りません。
「悪いけれど」
「じゃあ何処にしようかな。ええと」
「じゃあアーケードでも歩いたらいいじゃない」
 ここで友達の一人が私達に言ってきました。

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