第十二話
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第十二話 生徒達から見て
梨花は最近の先生達を見て学校で美樹に話した。
「ねえ、最近今田先生も今日子先生もね」
「ええ、ご自身の魔法の勉強にね」
美樹もこう応えた。
「凄く熱心ね」
「そうなっているわね」
「何かね」
考える顔で言う美樹だった。
「これまでの魔法のおさらいもして」
「それであらたによね」
「凄い魔法の勉強をしたり」
「私達の魔法の勉強よりも凄いわね」
「先生達は日本いえ世界でも屈指の魔女だけれど」
このことは本当のことだ、金や銀の魔女の法衣はそれぞれ最高位の魔女が着るものなのだ。そうそう着られるものではない。
「その先生達がね」
「物凄くお勉強してるって」
「何かあるのかしら」
「ないとね」
梨花は考える顔で話した。
「やっぱりね」
「あそこまでされないわよね」
「美樹ちゃんもそう思うのね」
「何かあるわね」
「物凄いことをされるか向かわれるか」
「そうでもないと」
それこそというのだ。
「あそこまでの勉強をされないし」
「それじゃあね」
「必死に勉強されて」
「どうされるのか」
「気になるわね」
「本当にね」
二人で話した、そしてだった。
梨花は美樹にこうも言った。
「私達が入ったらいけない感じだし」
「そんな風よね」
「先生達の問題で」
「生徒の私達はね」
入ってはいけないとだ、美樹も言う。そうしてだった。
二人は今は話すことを止めた、だが美樹は梨花にこうも言った。
「先生達なら何でもね」
「ええ、大丈夫ね」
「先生達は凄いから」
「どんなことでもね」
例えそれがどんな困難なことに向かうものであろうともとだ、二人は先生達なら絶対に大丈夫だと確信していた。自分達の先生達を知っているからこそ。だからこそ今も言えた。
「だからね」
「安心出来るわね」
こう言ってこの話を終えたのだった、そしてこの予想は当たった。
第十二話 完
2018・1・4
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