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前世の知識があるベル君が竜具で頑張る話
はじまり
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「集え、大地の息吹き、我が名はアールヴ。
ヴェールブレス!」

その燐光は、瞬く間に彼の傷を癒した。

「おーおー、優しいねぇ…」

その場でずっと眺めていたベートをおいて、アイズは彼に歩み寄った。

彼の顔は、女よりも女らしかった。

髪も腰まで伸びた銀髪。

その体躯もパルゥム程小さくはないが、ヒューマンの平均身長なら、7才の女児くらいだ。

「かわいい…」

案の定、アイズ達は彼を女だと思ったようだ。

「仕方ない…連れて帰ろう…
ベート、彼女を担げるか?」

「はっ…やだね」

「アイズ」

「ん…わかった」

アイズが、彼を横抱きに抱える。

「いこ」

「お、おぅ…」

上機嫌のアイズを先頭に、三人は団長フィンの下へと向かうのだった。
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