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新訳紅桜篇
16 飴と鞭の法則。
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ろう。おそらく、今日 万斉との交渉次第だが。たぶん、しばらくは春雨にお世話になるのだろう。

そんなことを晋助と万斉が話しているのを聞いた。
そして、各々自分の荷物をまとめ、今日の夜までに出しておくように、ということだった。

きっと銀時たちが来るに違いない。
紅桜の件で、必ず来るだろう。

そして、ヅラも。


その時は、ヅラの味方をするって決めた。
まだ鬼兵隊には恨みがあるから。
ちょっとずつ、邪魔をしていくの。




化粧も身支度も整えて、万斉を探しに行こうとしたとき、ヅラの趣味そうな着物を着たペンギンお化けの姿をみた。一応、念のために、聞いてみる。

_「桂様、でございますか?」

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