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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二十話
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想の弦をつまむ。

そして俺は手を放した…

ピィィィィン………

幻想の音色は空気ではなく情動を司る粒子を振るわせた。

情動干渉魔法『梓弓』

「姉さん、少しは落ち着いた?」

「あ、ああ……今のはお前か?一夏」

「そうだよ、その前に一つ、姉さんが思ってる事は全くの的外れだよ。
ここはラボ。俺達の夢の出発地」

束さんは…大丈夫そうだね

「勿論、付けて来たんだから姉さんにも協力して貰うよ」

「ラボ?夢?何の事だ?」

それもそうか、ここはまだ通路だもんね。

「奥に進めば分かるよ。安心して、ヤリ部屋なんてないからさ」

タッタッタッタ…と姉さんは奥に走って行った。

「束さん、大丈夫ですか?」

と手を差し出す。

「うん、ありがと、大丈夫だよ」

「それは良かった」

「で、どういうつもりかな?いっくん?」

怒ってるなー…

「そろそろ姉さん相手に誤魔化すのは限界でした、最近かなり見られてましたので」

「限界って…何処まで話すつもりだい?」

やっぱりソコなんだよな…

「父さんと母さんの事以外は全て話したいと思っています」

「それはいっくんの事も含めてかい?」

「はい、何時かは話さなければいけないことです、ここで全部纏めて話します」

「なるほど、覚悟決めたんだね、私はまだちーちゃんを巻き込む覚悟を決めてないよ」

覚悟…かぁ…

「覚悟、そんな高尚なものじゃありませんよ、ただただ話して楽に成りたい。
今日、束さんが付けられてるのに気付いて、其処からは勢い任せですよ」

「なら、私もその勢いに乗せて貰おうかな…」

「大丈夫ですよ、世の中案外上手くいく物ですよ」

俺はそう言ってラボに向かった。




ラボ…というか第一層のファイタールーム(戦闘機が大量に置いて有るため、もしくは単に一階)では姉さんが戦闘機をまじまじと見ていた。

時々コンコンと叩いたりしていた

「どうだい姉さん、凄い物だろう?世界中の傑作戦闘機が集められてるんだ」

「一夏、ここはなんだ?この大量の戦闘機がお前と束の夢なのか?」

「その礎、かな」

「……………」

「束、さっきから何を黙っている、お前達はここでいったい何をしようとしてるんだ」

「まぁ、束さんはまだ覚悟を決めてないんだ、まず、俺の話を聞いて欲しい」

「いいだろう」

スゥ…ハァ…

「まず、俺には前世の記憶がある」

よし!言った、言ったんだ。

「……………少し疲れてるようだ…
もう一度言って欲しい」

「俺には、前世の記憶がある、いや、俺は生まれ変わった存在だ」

「それは……本当…なのか?」

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