第二章
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だがそうしたファッション関係はともかくだ、彼等はすぐにあることに気付いた、その気付いたことはというと。
「今年風邪少ないな」
「そうだよな」
「うちの学校風邪で休む奴少ないぞ」
「他の学校に比べて」
「何でなんだ?」
「何で風邪が少ないんだ?」
このことを不思議に思った、するとその彼等に保健室の先生白衣にミニスカートに泣き黒子が艶めかしい妙齢の美女が言ってきた。
「それは当たり前よ」
「当り前ですか」
「そうなんですか?」
「そうよ、だってマフラーやマスクでガードしてるでしょ」
女の子達がというのだ。
「そうしてるとね」
「ああ、喉を守るから」
「あと風邪のウィルスとかもガード出来るから」
「だからですか」
「うちの学校風邪少ないんですか」
「そうだったんですね」
「貴方達もすればね」
マフラーやマスクをというのだ。
「風邪ひかないわよ、インフルエンザもね」
「そうですか、じゃあ俺達もしてみます」
「風邪ひかないのなら」
「そうしてみます」
「そうしなさい、こうしたことからよ」
風邪の予防はというのだ、そうして男子生徒達の多くのマフラーやマスクをしてみた、すると風邪はさらに減った。
その状況を見てだった、満里奈の友人達は口々に言った。
「そういえば歌だけじゃないわね」
「そうよね、マフラーやマスク付けてたらね」
「風邪のガードにもなるわね」
「喉だけじゃなくて」
「そうよね」
「満里奈ちゃんにしても」
「あの娘もね」
その彼女のことも話した。
「風邪ひかないのね」
「あの娘いつも元気だしね」
「それじゃあね」
「風邪にもいいのね、マフラーやマスクって」
「というかこれ常識よね」
当然というのだ、そして実際にだった。
満里奈もだ、こう友人達に答えた。
「うん、私マフラーやマスクしてたらね」
「風邪ひかないのね」
「そうなのね」
「そうなの、そうしたことからもいつも付けてるの」
マフラーやマスクをというのだ。
「風邪もひかない様に」
「そういうことなのね」
「それじゃあ風邪ひかない為にもね」
「冬はマフラーやマスクね」
「ちゃんと付けていきましょう」
友人達はその満里奈の言葉に頷いた、そうしてマフラーやマスクを付けていた。その風邪をひかず喉の調子もいつもいい彼女と共に。
マフラーとマスク 完
2017・11・23
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