暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第17話 探索、洞窟の砂浜!美食屋ココの悲しき過去
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液から新たな血清を精製しようと追いかけまわしたこともあったしココ兄本人が第一級の危険生物として隔離されそうにもなったことがあるんだ。美食屋を離れたのもそういったしがらみから抜け出したかったんだろう」


 危険生物だなんて……まだ出会って少ししかたっていませんが私はココさんは危険だなんて思いません。先導しているときによく危ない場所を注意をしてくれたりさっきだって何も言わずにティナさんを助けてました。先輩と同じでとっても優しい人だって思います。きっと皆そう思っています。


「私はココさんが怖いなんて思いません」
「わ、私もココさんはいい人だって思います!」
「ふふっ、私も同意見ですわ」
「イッセー君のお兄さんが怖い人な訳がないよ」
「ええ、皆そう思ってるわ」
「私も今日初めて四天王ココにあったけどやっぱり噂なんてアテにならないわね。真実は自分の目で見なくちゃ」


 やっぱり皆も私と同じように思ってくれています。


「……そうだな、俺だってそう思うさ。ココ兄は自慢の兄貴だから……皆ありがとうな、皆ならきっとココ兄も本当の意味で心を開いてくれるはずだ。やっぱり皆は最高の仲間だよ」
「イッセー先輩……」


 イッセー先輩も嬉しそうに笑ってくれた。ココさんにも笑ってほしいです。だから私たちの素直な気持ちをココさんに伝えます。


「行きましょうアーシアさん!」
「はい、小猫ちゃん!!」


 私とアーシアさんは走って先に歩いていったココさんに向かってダイブしました。


「なっ!?一体どうしたんだ二人とも!?」
「えへへ、何でもないです」
「それよりもココさん、イッセーさんの小さい頃ってどんな感じだったんですか?私知りたいです!」
「あ、それは私も知りたいです!どうなんですか、ココさん?」


 グイグイとココさんに引っ付いて怖くないよってアピールする私たち。ココさんは動揺してるけどもっともっと仲良くならないと!


「き、君たち離れるんだ!僕には毒が……!」
「毒なんて皆持ってますよ。私も小さい頃は毒舌でしたし」
「ココさん、『水清ければ魚棲まず』です。人間毒があったほうが好まれますよ」
「き、君たち……」


 ココさんの気持ちは私も分かります。私も部長達に出会うまでは辛い思いをいっぱいしてきました。でも今は辛いことがあっても仲間が支えてくれます。だから私たちもココさんを支えます!


「はっはっは!ココ兄モテモテだな!」
「ココさん、私にもイッセー君や貴方の事を教えてくれませんか?」
「僕も知りたいです、ココさん」
「ふふっ、皆仲良しね」


 ココさん、私たちはもう既に仲間じゃないですか!頼りないかも知れないけど私たちの前では本当の自分を出して
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