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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第16話 イッセー先輩のお兄さん?四天王ココ登場!!
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ういう何気ない優しさが本当に好きです。


「何俺様をほったらかしにしてイチャついてやがる!てめえら、なめていやがるのか!?」
「まあまあゾンゲ様、相手は子供ですよ?そんなに絡んだら怯えてしまいますよ。ここは大人の俺たちが譲ってあげてもいいのでは?」
「ふん、それもそうだな。おい爺さん、俺様は優しいからな。一本ですませてやるから早くよこしな」


 ゾンゲたちはそういうとシッシッと私たちを追い払うようにしてお酒を持って去っていきました。ふん、あんな下品な人嫌いです!


「あ、戻ってきました。お二人とも大丈夫ですか?」
「ああ、何ともないよ。心配かけたな、アーシア」


 私と先輩は元の席に戻り部長達に事情を話しました。


「なるほど、あのお爺さんがお酒を買い占めたから怒ってたのね」
「それにしたってお爺さんを相手にあの態度はどうかと思いますわ。やっぱり男性は紳士的じゃないと……ねえイッセー君?」
「災難だったね、それにしてもかっこいい髪型のお爺さんだったな……」


 部長達も思い思いの反応をしていました。でも朱乃さん?どうしてイッセー先輩に色っぽい視線を送ってるんですか?後祐斗先輩はああいうのが好きなんですか?


「あの〜……」


 私たちが話しているとさっきのお爺さんがこちらに来ていた。


「あ、さっきのお爺さん。どうかしましたか?」
「いえ……お嬢ちゃんにお礼をと思ってな……見ず知らずのあっしの為にありがとうごぜえました」
「気にしないでください。でもお爺ちゃんもあまりお酒ばかり飲んでいてはダメですよ?」
「へえへえこんな可愛らしいお嬢さんに心配して貰えるたぁあっしも捨てたもんじゃねえなぁ……この恩はきっといつか返します……それでは……」


 お爺さんはそう言って去っていきました。でも可愛らしいだなんて……お上手な人ですね。


「うふふ、先輩。私可愛らしいですって」
「まあ事実だしな」
「もう先輩まで私を褒めちゃって……もう?」


 先輩の胸板にしなれかかり指で先輩の胸にハートを描く。先輩に可愛らしいっていわれちゃった……


「小猫ちゃん、いくらなんでもがっつきすぎだよ……」
「本当に恋って人を変えるのね……」


 部長達が小さい声で何か言ってますが私は構わずに先輩に甘え続けました。


「小猫ちゃんくすぐったいって……それよりも皆、そろそろグルメフォーチュンに着くから降りる準備をしておけよ」


 あ、もう着いちゃうんですか。名残惜しいけど私たちは列車から降りる準備をしました。でも先輩の知り合いの方って一体誰なんでしょうか?会うのが楽しみです。


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