暁 〜小説投稿サイト〜
DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第一話:呪われし者達は道化師を探して面倒な連中と出会う
[1/4]

前書き [1] 最後 [2]次話
(トラペッタ地方)
トロデSIDE

ワシの国を壊滅させ、ワシと娘のミーティアに忌々しい呪いをかけたドルマゲスを探し求めて数日。
このトラペッタ地方にある町“トラペッタ”には、(くだん)の道化師ドルマゲスに魔法を指導したマスター・ライラスが居ると聞きつけ、瞬く間に大人数になった旅の友等と一緒に向かっている。

当初はワシとミーティア姫と近衛隊長のアハトの3人で壊滅したトロデーン城を出立したのだが、此処に来るまでの間に一気に7人へと膨れ上がった。
簡単に旅に付いてくる事になった一行を紹介しよう。

先ずは、見るからに野蛮そうな男……ヤンガス。
コイツは何を考えてたのか、最初はワシ等から金品・食べ物を奪おうとして目の前に現れたのだ。
トロデーン王国からトラペッタ地方へ行く為の吊り橋で現れた。

本人が言うには、本当は山賊稼業から足を洗ったのだが、気質の生き方を知らなかったコイツは直ぐに貧乏のドン底に落ち込んでしまい、背に腹は変えられずに山賊稼業に再度手を染めてしまったそうだ。

だがしかし、再開一発目の相手がワシ等で、しかも空腹の為まともに武器(斧)も構えられなかったコイツの事を無視して吊り橋を通ろうとしたため、焦ったヤンガスが手持ちの斧を振り回しワシ等を止めようとしたのだ。

でもアハトが上手く意識を逸らさせ、その隙に吊り橋を渡り終わったワシ等は、楽しそうにヤンガスから逃げてくるアハトをトラペッタ地方側から待っていたら、パニクったヤンガスの振り回す斧が吊り橋を支えてるロープを切ってしまい、谷底へと落ちそうになった。

アハトはこちらに逃げようとしてたので、何とか橋の残骸へぶら下がり難を逃れたのだが、橋切断の中心地に居たヤンガスは風前の灯火となったのだ。
ワシは山賊なんぞ助ける必要は無いと思ったのだが、基本的に善人なアハトはワシとは違う考えで、ワザワザ吊り橋の残骸を降りて行き、谷底へ落下直前だったヤンガスの手を掴んで助けようとしたのだ。

一生懸命ヤンガスと共にワシ等の下へ這い上がってると、残されてた吊り橋までもが崩壊し始めた。ワシは大声でアハトに山賊は見捨てて急いで昇れと言ったのだが、諦めないアハトは登り切る直前まで這い上がった。

しかし次の瞬間……
後一歩の所でアハト等と一緒に吊り橋の残骸が谷底へと落下。
ワシは思わず両目を覆ってしまったのだが、何者かの気配を感じて指の隙間から吊り橋の有った場所を覗いてみた。

するとそこには、見た事のない男女が3人……すんでの所でアハト(とヤンガス)を引き上げていた。
リーダー格の金髪青年が、黒髪で凜々しい感じの戦士風の男に指示を出しており、その男の服の裾を懸命に引っ張る黒髪の美少女が大惨事を回避させていた。

陸地に引き上げきると、傷だらけのアハト(と
前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ