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仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット
第3話「解き放つJoker」
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「なんで、僕達は人間でしょう。なんで話し合おうとしないんですか!」
「これだけの目にあってまだ解らないのか?人間の中にある復讐心は諭されて消える程綺麗で暖かいものじゃない。一度持つとな、自分が破滅しても構わない、許せない奴を殺さないと終わらない。いや、仮に復讐が済んでも心は虚ろなまま。それが復讐心。人の心だ!」
「だったら僕は、卓弥さんを救って、卓弥さんの笑顔と、心を取り戻して見せる!」
「んな奇麗事を言うな!」
《ガ セット ロールアウト シャットダウン…》
プロットは変身を解除し、永夢の腹部を蹴り飛ばす。
「っぐ…」
「俺の笑顔を取り戻す?ふざけた事を言うな!俺の笑顔はな、翔平が殺された時に死んだ!例えどれだけ頑張っても、幸せになっても、俺の笑顔も、心も戻ってこない!だからそれを解らせる為に戦ったのに、こいつには人の心が無いのか!」
プロットは怒鳴り散らす。
「そんな…」
「どうやら、時間の無駄だったみたいだな。じゃあな、この偽善者!」
《デッドリィ トゥルース》
プロットはライドブレイカーに乗り去って行く。
「なんで、なんであの人は─」
永夢は一人、悩み続けた。


「ただいま。」
プロットは基地に帰る。
「おかえり、プロット。珍しいな。プロットがあそこまで感情を見せるなんて。」
レイズはそう言う。
「俺だって、好きであんな事をしたわけじゃない。あのガキが許せなかっただけだ。」
「それは俺も同感。」
「私も。」
プロットの言葉にレイズと助六も頷く。
「それよりも、ありがとうレイズ。流石は俺達の中で一番のプログラム能力だ。」
「やめてくれよプロット。翔平には適わないんだから。」
「いや、それでもやっぱり凄いもんは凄い。」
「まあ、確かに元々翔平は一枚のメモリデバイスに全てのシステムを入れてパーソドライバーに使えるように考えていた。でも俺達にはそこまでの能力、知識、技術がなかった。その結果、ゲーム一つ一つをフロッピーディスクに移し込まないと起動すら満足に行えない容量になったからな。」
「だが、それでもレイズの頭脳があってはじめてこのドーズフロップは完成した。これからも、よろしく頼む。レイズ、助六。」
プロットはレイズと助六を抱き寄せた。
go to next game.

次回、仮面ライダープロット
プロットの涙。そして、狙われるパラド。次回『哀しきegoism』
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