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銀河英雄伝説〜門閥貴族・・・だが貧乏!
第6話 叔母の秘密
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して本日入校です。
昨夜はパーティーしましたが、相変わらずの貧乏さですよ。
メインが鳥肉のソティーですが、パッサパッサの冷凍物でしたから、
まあ贅沢は言いませんよ。

最近は、アー兄さんが伯父さん達から貰った古い士官学校教科書や戦術書なんかを貰って読んでますよ。
色々読んでいると面白いですね、戦法を足したいので色々書き足したりしています。

しかしこの時その書き込んだ教科書を、
もう一人のメイド、リーザアリアが逐一読んでいたとは気がつきませんでした。

帝国暦473年8月1日

■オーディン 某所

「今月のラミディア様御成長の御記録が届きましたぞ」
「そうか、してどのような状態じゃ?」
「映像をだしまする」

「おお、2ヶ月ぶりに見るとまた成長しておるの、
今年から小学生じゃ楽しみじゃの」
「全くでございます」
「リーザアリアで有ったか、彼の者は良く尽くしてくれる」

「あの者が聞けば喜ぶでしょう」
「厚く用いてやるのじゃ」
「はっ」

「しかし、クラーラによう似てきた」
「そうでございますな」
「クラーラが18歳の時であったか。
儂の元へ侍女として仕えたのは」

「そうでございましたな」
「儂もついついクラーラに手を出してしまったの」
「手が早うございましたから」

「そうよ、しかしクラーラには気の毒なことをした」
「他の女達に睨まれ、あの子が出来ながら宿下がりさせるしか無かったのじゃからな」
「しかし、そうしなければ、害された事は確実でしょう」

「そうじゃの、しかし産後の肥立ちが悪くクラーラは亡くなってしもうた」
「しかしラミディア様はお生まれになりました。其れだけが救いで有りましょう」
「アンスガーには苦労懸けるの」

「妹の子でありますから分け隔て無く育てているそうです」
「そうか、甘やかしてはおらんのだな」
「はい実子同然に育てております」

「よい事じゃ、甘やかして育てては、息子や娘達の様になってしまうからの」
「ラミディア様ですが、最近は伯父達が今年士官学校へ入校した兄の為にもたらした、
士官学校教科書や戦術書を読んで、注釈や戦法を書き足しているそうです」

「ほう僅か6歳でそんなことをしておるのか?」
「驚く無かれ、コピーを専門家に見せましたが理にかなったモノだそうであります」
「ほう此は面白い事じゃ、その方面へ勧めてやるのも良いやもしれん」

「まあそうするとしても10歳になってからじゃ」
「そうでございますな」

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