暁 〜小説投稿サイト〜
新訳紅桜篇
1 自分の感情には、客観的に。これ、常識。
[1/3]

前書き [1] 最後 [2]次話
  昨日、上司のまた子から、「江戸を火の海にする計画」のことを聞いた。

  _江戸…銀時たちも住んでいるあの町を…

   高杉(あいつ)らは、本気だったのか…。
   だが、決して思い通りになんか、させない。

   そのために私ができることはないか…

   あ、そうだ!


  _「先輩ィ、マジですか、それ?」

  _「マジらしいッス。また私の腕を鍛えられるッス。
    晋助様、やっぱ、素晴らしいッス」



  _まったく…また子の高杉愛は、底なしだ。
   暇さえあれば、高杉にくぎ付けだ。

   あいつのどこがいいんだか…
   私には理解できない。

   誘拐の復讐の意味をも込めて、今回の計画は、とことん台無しにしてやる。


  _「…ところで、実行する日は、いつですか?」

  _「3か月後ぐらいだそうッス。」




  _ヤバい…あんまり時間がない。


  ここは1つ、演技のしどころか…

  _「…先輩、実質あんまり時間ないですよね?
    必要なものとか、全部そろったんですか?
    なんか、お手伝いできることがあったら、喜んでしますけど…。」

  _「とりあえず、何かすることあったら、私から言うッス。
    だからとりあえず、武器の在庫確認とかから始めるッス。」


  _「わかりました。」

  _「で、終わったら、その書類を、コピーして、私と武市先輩のとこと、晋助様…
    いや、総督のところに持っていくッスよ。わかりました?

    で、その書類は、会議ん時に使うから、絶対精確に。
    頼んだッス。」

  _「分かりました。いつまでに提出すればいいですか?」

  _「明日の早朝に会議があるんで、今日中に。
    できれば、12時までには頼んだッス。」

  _「了解しました。」







  また子と別れると、まず昼ご飯を食べに行った。
  今日のメニューは、「サバの生姜煮」だ。
  これは私の好物。元気が湧いてくる。


  受け取って、席につくと、相席で、岡田似蔵が座ってきた。

  最近彼は、「紅桜」とかいう最新型の武器を装着したらしい。
  なんとも薄気味悪い物体だが…。


  _「あ、おはようございます、岡田先輩ィ。
    今日は、どうされたんですか?」

  _「紅桜を装着して最近、妙に違和感が強くてねぇ…。
    なんというか…体が蝕まれるような…
    自分の体が、自分のものではないような感じがするんだ。」


  _!
   それは相当危ないと、見た。



  
  私が鬼兵隊
前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ