59.過去に犯した過ちは、いずれ未来で償う時がくる。大小違いがあるけどね。
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<妖精の国>
泣く事に集中しすぎてポワン様の胸の感触を味わう事を忘れました。
「あの…もう1回その胸で泣いていいですか?」
「顔がにやけているからダメです」
ちぇっ!
少しポワン様と大人な会話(近況報告とか今回のお礼とか)をし、帰ろうかと思った時に隣の部屋から騒がしい面子が押し寄せてきた!
「リューくーん!!」
真っ白いドレスに、スリットが深く入ったスカート。
それにマッチしていない青紫のスカーフを首に巻いた、ナイスバディの美女が抱き付いてきた!
オッパイが柔らかい!
「もー!こっちに来ているなら会いに来てくれてもいいじゃない!」
誰?
「こら、スノウ!!リュカだって忙しいのよ!アンタなんかに構っている暇ある訳無いでしょう!」
あ!
この娘は確か…
「そうだぜ。スノウ!リュカは天空城復活の為に動いてんだぜ。オイラ達に構ってられないよ」
コイツ誰?
居たっけ?
俺の目の前でギャーギャー騒ぐ三人を見ながら、必死に記憶を呼び覚ます。
え〜と…こっちの女の子は…確か…!
ベラだ!
そうだよ、ベラだ!
ピンクのパンツのベラだよ!
何度かボコられたけ…
こっちの美女は…スノウ?
………あ!雪の女王スノウだ!
相変わらず良い女だ!
ご馳走になりたいね!
そのチビは誰だ?
全然思い出せん!
「な、なぁ…もしかして…オイラ達の事忘れてないか?」
「ベラとスノウは覚えているんだけど…君、誰?」
「ちょ…そりゃないだろ!壮絶なバトルを繰り広げたオイラ達だろ!」
バトルぅ?
「妖精の世界でバトった覚えは無いのだが?」
「リュカ、安心して。貴方は妖精の世界では1度も戦闘をしていないわ。このザイルが勝手に襲いかかって自爆しただけだから」
「………あぁ…そ…ザイル君て言うんだ。初めまして、よろしく」
「そんなぁ〜つれないなぁ〜」
6歳の時の事など事細かに覚えている訳ねぇーだろ!
特に男の事なんか…
「そんな事より、リュー君!責任取って下さい」
せ、責任!
何事!?
俺またやっちゃった!?
子沢山か俺!?
いやいやいや!
ないないない!!
ありえない!
あの時俺6歳よ!
ムリだから!ムリ!
「春風のフルート事件の後…私、雪の女王を解任されちゃった!責任取ってよぉ!」
俺関係無いじゃん!
自業自得じゃん!
やめてよ、悪質な言い掛かり!
『責任取れ』なんて、前科持ちの俺にはNGワードですよ!
「自業自得って言葉、知ってる?スノウ…」
「私、リュー君に付いて行く事に決めた!ここにいても暇だし」
うわぁ〜何、この女…
「あのね、スノウ…今「それに聞いたわよ」
ナニヲデショウ?
「今、奥さんが行方不明中なんでしょ。夜…寂しいでしょ…私が紛らわ
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