暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダム・インフィニットG
第二話「MS学園」
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「どうして……?」
どうしてこうなった? そう僕は何度も自分に問い尋ねていた。周りは全員MSパイロットや整備士、オペレーターを目指す若者たちが席に座っている。その中で例外の中の例外である僕は呆然と席に座り続けていた。
僕がここ、MS学園へ来る三日前……

「マジで行くの!?」
僕は父さんの一言に呆然としていた。父さんはガンダムについてとその後の予定を説明した。
「私がお前にしたあのガンダムの指紋登録は、一定期間内のものだった。しかし、何故かガンダムはお前を正式パイロットとして登録してしまった。つまり、ガンダムがお前を選んでしまったということだ」
「MSが人を選ぶの!?」
「ああ、一般人は知らんようだがMSにはISよりも遥かに精密なコアが格納されている。生命体のように判断し、分析する感情を持ち合わせているのだ」
「MSってまるで生き物だな?」
「生き物のように感情はそこまで豊かではないがな」
「つまり、人間のような考えで状況を見る事が出来るんだな?」
「まぁ、人間よりかは機会寄りだが」
「どっちだよ?」
「つまり、優れた分析能力と解析能力を持った人工頭脳だということだ!」
「最初からそう言えばいいのに……」

と、こういったことがあって今僕はこうして席に座っていたのだ。
「みなさん入学おめでとうございます!」
そう言って教室へはいって来たのはまだ幼さの残る可愛い女の子だ……え、もしかして教師なの?
「私が今日から皆さんの副担任を務めさせてもらいますオペレーターコース担当のノエル・アンダーソンです♪」
「ヒュー! 可愛いお譲さんが副担任とはねぇ?」
該は口笛と共にそう呟く。正直、僕も見とれていたが……何故か、背後から強い視線でこちらをにらんでくる明沙がいるからそれほど見つめることはできない。っていうかどうしてお前が怒るんだよ!?
「よし! 集まったようだな?」
すると、ノエルの次に教卓へ若い男性教員が現れた。あの人は……マット中尉!?
「どうも、俺が今日から君らの担任を務めるマット・ヒーリィだ。君たちを優秀なMS乗りと整備士、オペレーターへ育て上げるから大船に乗ったつもりでいてくれ? それと、わからない事は恥ずかしがらずに俺かノエルの元へ訪ねに来ればいい。変な見栄張ろうとするな? わからない事はわかるまで何回も聞け? いいね?」
そう親しく優しげに言うマット先生。こういう先生が担任なら僕も少しは肩の力を抜けることができるだろう。
その後、クラスで自己紹介が始まった。皆それぞれ自分をアピールした事を言ってくるので正直ウザいと思った。ちなみに僕と隼人、該、一夏の四人はパイロットコースで、明砂はオペレーターコースである。
「はぁ……眠い」
僕は自己紹介を聞くにつれて眠くなり、ついには机に伏せてしまったが、

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