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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
18話「犬さんの義勇軍」
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ぶろぐvar
http://suliruku.blogspot.jp/2016/10/18.html

★4日経過、残り26日。でも、敵が少数の前衛部隊を出したから、そんなに時間がない。
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「集まったのは……これだけか」

今、僕の目の前に……村の若い獣人が集まっている。
数はたったの50。一人に十人分の労働を押し付ける事を考えたら、500人相当の戦力だ。

『なんというブラック企業だお』『ほとんど素人だという事を忘れちゃ駄目ですぞ?』

だが……今回やってくるゴブリンの前衛集団は精鋭部隊。やはり50人相当の戦力にしかならないと考えるべきだろう。
……どこまで無理させれば良いんだっけ?僕を基準に考えたら戦死するから、一番弱い獣人でも勝てるように運用しないと駄目だなぁ……。

「領主様ぁー!万歳ー!」
「何のために集められただっけ?」
「肉でも狩るんじゃないのか?」
「魚を取りに行くって聞いたぞ?」

……統制が取れているから、農作業やっているオッチャンよりは役に立つし、これでいいか……?
そういえば、僕、大集団の統率ってあんまりやった事がないぞ……。
自信がないなぁ……。

『釣り野伏せやった奴が言うな』
『頑張るんだお、モーニャンたんの尻尾をモフモフするためだお』

化合弓以外の装備品は、人間の傭兵達から奪った武器を流用すれば良いから、問題ない。
今、必要なのは命を賭けるに値する大義名分だ。
こいつらを一人でも死なせる訳には行かないが、戦は集中して積極的にやった方が損害が少なくなる傾向にあるから困りものだ……複数でやる戦闘って難しい……。

「僕から、お前らに言っておく事があるー!
東の地に、とんでもないゴブリンの略奪集団が誕生した!
その数はざっと40万!
そいつらの前衛集団が、短くても……一ヶ月ほどで、この地にやってくるだろう!」

「え?」 「ま、まじっすか!?」
「そんなー!」
「ど、どうやって知ったんだ!?」

僕の言動と、数の差にびびる獣人達。
僕は不安を隠して、自信満々で頼れる指導者を演じ続ける。

「だが、僕の命令に従えば勝てる!
僕はお前たちを生きて、家に返す事を目標にしている!
生きている限り、僕たちは相手へ脅威を与え続ける事ができるからだ!
無駄に死ぬな!死ぬのは嫁さん作って、子供を最低でも4人作ってから死ね!
精力が付く食べ物は、戦が終わったら作って配布してやる!」

『少子化問題を解決したい一言だった』
『少子化で未来が暗いお……』

「ど、どうやって倒すんだっ……?」
相手は40万の大軍だろ……?絶対無理だって死ぬって……常識的に考えて……。
静かになるまで、どこかで昼寝しようぜ?」

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