第1話・改訂版
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
【視点:テレシア】
どうも、こんにちは。南一姫改めテレシア=ヴァン=アストレアです。私がダンまちの世界に転生し、ヘスティア・ファミリアに所属して早5年が経ってます。
神の恩恵とは別に転生したことで得た加護のお蔭で、僅か5年という年月で冒険者LVが10となり、オラリオ最強の冒険者にもなりました。
あっ、ちなみに現在いる場所は迷宮だったりします。3ヵ月前に派閥の同眷属と一緒に深層50層まで潜り、つい1週間前まで私は単独で深層55層まで潜ってました。
その為、私を含め同眷属の背負っている大型背嚢が大量の魔石やドロップアイテムで膨れてます。今回の遠征でも斬魄刀や防具製造に必要なドロップアイテムが大量に手に入りました。
私の背嚢に入っている不要なドロップアイテムや魔石だけでも全部換金すれば数千万ヴァリスにはなりそうなので、仲間全員分ともなれば数億ヴァリスにはなりそうです。
ちなみに私達――ヘスティア・ファミリアはギルド換金派で、商業系派閥と交渉するギャンブラーではありません。最低換金額でも十二分に稼げますし。今回の換金分も含めれば私個人の総所持金は6億ヴァリスくらいになるでしょうか?
ふふふ。それだけあれば色々できるでしょう。例えば、ヘスティア・ファミリアの本拠地である廃教会を元々の所有者であるヘファイストス様から正式に買い取るとか、ゴブニュ・ファミリアに依頼して本拠地の改装して貰うとか。
明るい未来を想像すると上機嫌になってしまいます。地上を目指す過程でついついリゼロの1stOPと2ndOPを鼻歌で歌ってしまうくらいです。
まぁ、迷宮で鼻歌なんて歌っていたらモンスターに襲われたりもしますが、今いる場所が5階層ということもあって私達には特に問題なかったりします。
そして、5階層に戻って来て数分経った現在。私の進行先から10代前半と思しき少年の悲鳴が聞こえてきました。
(5階層に悲鳴を上げる様なモンスターなんていたかな?)
そんなことを考えながら、私は仲間に地上へと先に戻って置く様に指示を出すと、悲鳴の聞こえた方向へと瞬歩を使って向かいました。すると、そこには壁際までミノタウロスに追い込まれた少年冒険者がいました。
「……霜天に坐せ、『氷輪丸』」
私は腰に差している2本の斬魄刀の内、躊躇することなく『氷輪丸』の柄を掴み、その刀身を鞘から抜き放つと同時に解号を唱え、瞬歩でミノタウロスとの間合いを詰めた。
ミノタウロスの頭頂部から股までを
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ