暁 〜小説投稿サイト〜
色を無くしたこの世界で
第一章 ハジマリ
第13話 VSジャッジメント――ハーフタイム
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
人には話しておこう」って言うのも……

「ジャッジメントのメンバー……カオスも、なんだけど……。彼等の突然の能力低下は、この世界に溢れる『色』のせいなんだ」
「色?」

 その単語に天馬は先ほどよりも不思議な顔をする。
 色とは“あの色”の事だろうか。
 今、自分達の目に映っている空の紺色やグラウンドの緑色とか……?

「二人には前、『ボクが遠くの場所から来た』って事を話したよね? 天馬には、『カオスは、逃げ出したボクを追ってここまで来たんだ』って事も……」
「うん……」
「え……? どう言う事……?」

 アステリの言葉にフェイは困惑した表情で問いかける。

――そう言えば、あの時フェイはいなかったっけ……

「ねぇ、アステリ。どう言う事なの……? 『追われてる』とか『色のせい』だとか……」

 天馬の言葉にアステリは一つ頷くと「わかった。一から全部話すね」と語り始めた。

「ボクとカオスはこの世界では無い、別の世界から来た。
 色の存在しない世界、【モノクロ世界】から――――」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ