暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜故郷なきクルセイダー〜
最終話 始まったばかり
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なりの方向転換に振り回されるデンホルム。意味がわからないなりに、クサンテの意向に歓声を上げる村人達。
 そんな彼らの光景を前に、もはや取り返しがつかない、とアダイトは頭を抱え込む。そんな彼の前に、ハンター続行宣言を終えたばかりのクサンテが現れた。

「さ、次のクエストに行くわよ。アダイト! もたもたしてる暇はないんだから。――待っててくださいアダルバート様! 今、クサンテ・ユベルブが参りますっ!」
「……はは、参ったなぁ、もう」
「アダイト・クロスター! 貴様、姫様への不埒な真似は許さぬぞ!」

 彼女に手を引かれるまま、アダイトは苦笑いを浮かべて村人達の輪へと入って行く。その瞳には、幼き日と変わらぬ笑顔で自分の手を引く、妹のような婚約者の姿があった。

(こりゃあ、バレるのも時間の問題かぁ……)

 ――そう。彼らの旅路はまだ、始まったばかり……。

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