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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜エピローグ
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「ああ、間違いなく本物だぜ。」

「このデータは正真正銘先日の合同演習の様子を録ったデータですわ。」

ディーター市長の質問にギュランドロスとルイーネはそれぞれ口元に笑みを浮かべて答え

「で、出鱈目だ!こんなの合成に決まっている!」

「そ、そうだ!帝国軍が警備隊に敗北するなどありえない!」

帝国軍が警備隊に蹂躙されるという現実を受け入れられない帝国派議員達はそれぞれ次々と怒りの表情で立ち上がって叫んだ。



「クク、疑うなら”本国”にでも確認すればどうだ?まあ、その場合お前らは一体どうなるかなあ?」

「―――ちなみに先日の演習後になりますが、エレボニア帝国の”情報局”から”氷の乙女(アイスメイデン)”クレア・リーヴェルト大尉が私達を訪ねて参りまして。フフ、彼女から今回の演習の事は黙っておくようにと頭を下げられて頼まれたのです。」

「なあっ!?」

「ア、”氷の乙女(アイスメイデン)”!?」

ルイーネの口から出た予想外の大物の人物の登場に帝国派議員達は口を大きく開け

「―――本来ならこの映像を第3者に見せたら不味いんだがなあ?お前らが”どうしても”と頼むからクロスベル警備隊司令として”仕方なく”みせてやったんだ。」

「万が一本国にでも伝われば自分達の身がどうなるかおわかりでしょう?少なくてもオズボーン宰相の為に複雑な思いで頭を下げた”氷の乙女(アイスメイデン)”は貴方達の事は絶対に許さないでしょうね。」

「……………………………」

エレボニア帝国が必死に隠そうとしている事実を第3者に教えた際、自分達がどうなるか想像した帝国派議員達はそれぞれ表情を青褪めさせた。



「―――なお、今回の件を黙っている条件としてエレボニア帝国はクロスベル警察、警備隊共に干渉はしないという約束をして頂いたのでよ〜く覚えておいてくださいね♪」

そしてルイーネの止めの一言によって帝国派議員達はガックリと肩を落とした。

「さてと。誰が戦いは部下達に任せて高みの見物だって?」

「フフ、今回の演習で警備隊全員は無事である事に対し、帝国軍はおよそ半数の重傷者が出たのですよ?それなのによく『帝国軍を相手に無事でしたな?』と言えるものですね?」

「ヒッ!?」

「ば、”化物”……!」

「………………………」

獰猛な笑みを浮かべるギュランドロスと微笑みを浮かべるルイーネが発する膨大な殺気や闘気、覇気によってクレア大尉のように巨大な獣に喰い殺される幻影を見た帝国派議員達は次々と表情を青褪めさせて身体を震わせて悲鳴を上げ、中にはギュランドロスとルイーネがさらけ出す威圧に耐えられず、次々と泡を吹いて気絶する議員達もいた。

「これに懲りたら2度と俺達”六銃
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