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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜最終話
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のは唯の負け犬の遠吠えですぞ!?誇り高き帝国軍人ならばエレボニア帝国の品格を陥れる発言は控えて我らの完敗を潔く認め、我らに完勝した警備隊を称賛すべきです!―――貴様らも誇り高き帝国軍人ならば、完敗した事を重く受け止め、今後の糧にしろ!」

するとその時オーラフ中将はワルター中将や帝国軍を睨んで叫び

「イエス・サー!」

オーラフ中将の言葉に帝国軍人達全員は敬礼をし

「クッ!――――私はこれで失礼させてもらうっ!!」

ワルター中将は悔しそうな表情でギュランドロス達を睨んだ後その場から去って行き

「全軍、クロスベル警備隊の勝利を称えて敬礼!」

「ハッ!!」

オーラフ中将の号令によって帝国軍全員はオーラフ中将と共に敬礼をした。

「―――それでは我々も失礼します。此度の演習、誠に見事な指揮でした、ギュランドロス司令。」

「クク、そっちも中々の気迫だったぜぇ?オーラフ中将。」

「フフ、こちらとしても誇り高き帝国軍人の気迫を見せる事ができて何よりです。」

そしてオーラフ中将も帝国軍と共にその場から去って行った。



「アハハハハ!帝国軍司令のあの悔しそうな顔は最高だったね〜♪」

「いや〜、マジで今回の演習はスッキリしたぜ!帝国派の議員共も今回の演習を知ったらさぞ顔を真っ青にするだろうな!」

「フフ、数的有利があったとはいえまさか本当に帝国軍に勝つ上、警備隊の装甲車でスペックが圧倒的に上の”アハツェン”に勝つなんて……夢みたい。」

帝国軍が去って行くとワルター中将の悔しそうな表情を思い出したパティルナとランディは警備隊員達と共に笑い、ミレイユ准尉は静かな笑みを浮かべた。

「―――”この程度”の戦果で浮かれてはいけませんよ、ミレイユ。まだまだ貴女達を鍛え上げるつもりですので、覚悟しておきなさい。」

「イエス・マム!」

そして尊敬できる上官達が自分達を更に鍛え上げてくれることに嬉しさを感じつミレイユは口元に笑みを浮かべて敬礼をした。



「うげっ………まだこれ以上キツイ訓練をする気なんッスか?」

「い、一体どんな訓練になるんだ!?」

「ううっ、とんでもなくキツイけど確実に強くなって行くから嬉しいような悲しいような気分だぜ。」

ギュランドロス達による地獄すら生温いとも思われる訓練を思い出したランディを筆頭に多くの警備隊員達は表情を青褪めさせた。

「お前らっ、今日は打ち上げだ!勝利の美酒をとくとあじわいなぁっ!!」

「オオオオオォォォォォォォォオオオオオオ――――――――――――――ッ!!」

その後ギュランドロス達はベルガード門に戻り、打ち上げを始めようとしていた。



〜2時間後・ベルガード門・司令室〜


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