『終焉』
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約24時間の脱走劇。
施設には、ちゃんと帰った。
先輩が送り届けてくれた。
職員総出だった。
学校の担任まで施設に居たからビックリした。
意外と大騒動になってた。
怒られるのは慣れてるから大したことはない。
此処には理不尽な暴力を振るう職員は居らんかったから。
脱走したことに後悔は無い。
先輩に迷惑かけたことは悪いと思ったけど...。
聴取受けるのも予想通り。
口裏合わせて乗り切ってくれた。
でも、脱走せな先輩と話す時間は無かった。
だからやっぱり後悔はしてない。
先輩が最後に約束してくれた。
『携帯番号とメアドは絶対に変えん。』
家の電話番号も覚えやすいように語呂合わせで教えてくれた。
零はマダこれからも何かとトラブルの絶えん人生になるやろうからって。
携帯が変わらず繋がってると助かることもあるやろうからって。
零は先輩を信じた。
自然と信じれる存在って改めて素晴らしいなって想った。
サヨナラやけど、淋しいけど、辛いけど...現実的に、どうしようもない。
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