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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第10話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!前編
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ライザー・フェニックスとの婚約を破棄したいらしくレーティングゲームとやらに参加することになった、そして小猫ちゃん達はライザーに勝つべく修行を明日から始めるらしいが小猫ちゃんは唯の修行では勝てないと思い俺に相談してきた、という訳だ。


「つまり小猫ちゃんは俺にグレモリー眷属の特訓のコーチをしてほしいって事か」
「……はい」


 事情は分かったがこれは俺には手が余りそうだな、今までは何とか誤魔化してきたがグレモリー先輩と直に接触したら赤龍帝の籠手がバレるかも知れない。

 
 いや籠手がバレなくても俺の強さを知ったら眷属に勧誘してくる可能性だってある、自慢じゃないが俺は素の状態でも並みの中級悪魔なら相手できる、それを知れば先輩が勧誘してくるかも知れない。


 小猫ちゃんの話ではグレモリー先輩は無理やり眷属にしようとはしないらしいが他の悪魔に知られたら厄介な事になりそうだ。


「イッセーさん、何とか力になれないでしょうか?」
「ううん……」


 アーシアもそう言うがこれは大きな起点になりそうだ。もし先輩と関われば悪魔の事情に深く突っ込む事になる、先輩の兄は魔王らしいから何らかの方法で俺を知る可能性だって十分ある。そうなればこっちでの生活も難しくなるな……さてどうしたものか……


「……ごめんなさい先輩」


 俺が考え込んでると小猫ちゃんが頭を下げてきた。


「小猫ちゃん、一体どうしたんだ?」
「先輩の事情は分かっています、それなのに無理なことを言ってしまって……今言った事は忘れてください……それでは」


 そう言って屋上から去ろうとする小猫ちゃんは……泣いていた。


「待ってくれ小猫ちゃん!」


 俺は小猫ちゃんの手を掴んで小猫ちゃんを引き留めた。


「先輩……?」
「小猫ちゃん、本当はまだ言ってないことがあるんじゃないか?」
「……そんなことは」
「嘘だ、だったらどうしてそんな涙を浮かべるんだ?自分の主が望まない結婚をさせられようとしてそれを何とかしたいのは理解できた、でも小猫ちゃんが泣くのを見て思ったんだ、小猫ちゃんは俺に何かを隠してるって、他に何か言えないことがあるって思ったんだ」
「…………」
「話してくれないか、俺は小猫ちゃんが泣く姿は見たくない」
「私も小猫ちゃんの力になりたいです」
「イッセー先輩……アーシアさん……」


 そして小猫ちゃんは話してくれた、負ければグレモリー先輩だけじゃなく自分もライザーの女にされると……


「先輩、私嫌です……部長を苦しめるような奴と結ばれたくないです……でもライザーは私達より強いのが本能的に分かって……どうすればいいのか分からなくて……」
「…………」
「先輩……助けてくださ
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