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英雄伝説〜菫の軌跡〜(閃篇)
第7話
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課題を入れてくれたのね。」

「ああ、それなりに吟味して用意させてもらった。昨日も言ったように午前中は南西部だけで終わるはずだ。」

「了解した。」

「時間配分まで考えて下さって本当にありがとうございます。」

「ありがとうございます。」

ラカンの言葉にリィン達はそれぞれ頷いた。



「――よし、それじゃあさっそく実習を始めよう。」

「必須のものを片付けたら昼までに戻ればいいわけね?」

「ああ、昼餉を取る為にな。―――それと集落を出る時は昨日と同じ馬を使おう。下手に徒歩で出たりしたら行き倒れになりかねないからな。」

アリサに視線を向けられたガイウスは頷いた後リィン達に忠告し

「あの雄大な高原を徒歩で移動するのはかなり無理があるものねぇ……」

「洒落になっていないぞ。」

忠告を聞いたレンは苦笑し、ユーシスは呆れた表情で指摘した。

「フフ、風と女神の加護を。気を付けて行ってくるがいい。」

その後リィン達はリィン達は実習内容こなす為に外に出て自分達が乗って来た馬が繋いである場所に向かった。



〜ノルドの集落〜



「あ、待って。集落を出る前に伝えておくことがあるわ。」

「何だ?」

自分達を呼び止めたレンの言葉を聞いたリィンは不思議そうな表情でレンに訊ねた。

「今回の実習でも魔獣との戦闘はあるでしょうけど、レンは基本魔導杖(オーバルスタッフ)での戦闘スタイルやアーツでの援護をするつもりしかないから、頭に入れておいてね。後魔導杖での戦闘の際も仕込み刀を使った戦闘もレンの所に敵が来た時以外はするつもりはないわ。」

「へ…………」

「何故そんな事をする。貴様の戦闘スタイルは確か剣、銃、無手での格闘、そして魔導杖の4種類の戦闘スタイルを変幻自在に変えながら戦う戦闘スタイルだとサラ教官も言っていただろうが。」

レンの話を聞いたアリサは呆け、ユーシスはレンを見つめて指摘した。



「あら、このメンツを考えたらレンが後方からの援護に回るべきよ。」

「それは一体どういう意味なんだ……?」

レンの説明を聞いたガイウスは不思議そうな表情で訊ねた。

「近接戦闘専門が3人もいて、導力弓による遠距離攻撃専門のアリサお姉さんがいるのだから、レンの役割は必然と魔導杖やアーツによる後方からの援護になるでしょう?魔導杖使いのエリオットお兄さんもエマお姉さんもB班だし。」

「フム……言われてみればそうだな。」

「アーツの適正なら俺も高い為いざとなれば俺が後方からの援護に回れるがな。」

「私もアーツの適正が高いから、アーツによる援護に回れるけど………」

レンの答えを聞いたガイウスが納得している中ユーシスが一
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