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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第1話
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「これ……マスタークオーツとバージョンアップされたエニグマに対応しているクオーツですか?」

「これを俺達に……?」

マスタークオーツやクオーツを受け取ったノエルとロイドは驚きの表情で尋ね

「フン、足手まといになられても困るというだけだ。」

(くかかか。相変わらずツンデレだね〜。)

尋ねられたダドリーは鼻を鳴らして答え、ダドリーの様子を見たギレゼルは笑っていた。

「”エニグマU”の中心に好きな方をセットするといい。どちらも、付けたらすぐに複数のアーツが使えるはずだ。」

「それとシルフィル達から受け取ったクオーツも忘れずにセットしておけ。」

そしてロイド達に説明するアリオスが説明を終えた後、ダドリーが説明を補足し

「はい!」

「わかりました!」

2人の話にロイドとノエルは頷いた後、2人で相談してクオーツやマスタークオーツをオーブメントにセットした、



「よし、準備は済んだな。」

「はい、お待たせしました。その……わざわざ用意してもらって本当に助かりました。」

「べ、別にお前達のために用意したわけじゃない。―――それよりバニングス。わかっているんだろうな?この任務は、お前にとって一課での研修の仕上げでもある。万が一、無様を(さら)したら、例えルファディエルの奴が文句を言ってきてもやり直しにするから心しておけ!」

ロイドにお礼を言われたダドリーは一瞬慌てた後、ロイドを睨んで忠告し

「……はい!」

ダドリーの忠告にロイドは力強く頷いた。

(あはは……素直じゃない人ですねぇ。)

(フッ、見た目よりもはるかに熱くタフな男だ。……さすが一課でガイと張り合っただけはあるようだな。)

その様子を見ていたノエルとアリオスは小声で会話をしていた。



「よし―――それでは始めましょう。」

そしてロイドは真剣な表情で呟いた後一歩前に出て振り向いてノエル達を見回し

「クロスベル警察、捜査一課所属、アレックス・ダドリー主任捜査官。」

「ああ。」

「クロスベル警備隊所属、ノエル・シーカー曹長。」

「はいっ!」

「そして特別補佐として遊撃士協会クロスベル支部所属、アリオス・マクレイン殿以下4名の方々。」

「「ああ。」」

「うむ。」

「はい。」

「これよりクロスベル警察、特務支援課による強制捜索、および逮捕任務を執行します。逮捕対象は、ハルトマン元議長、およびアーネスト元市長秘書の2名。期限は本日17:00―――各自全力を尽くしてください!」

ノエル達に号令をかけた!

「いいだろう……!」

「承知……!」

「了解です……!」

「わかった……!」

「わらわに
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