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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL13 VSシュテル
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そんな中、神崎が猫なで声の様なゆるい言い方で呼んできた。

「何だよ………」
「零治は今日、八神堂へ行くのか?」
「今日は………」

忙しいと断るつもりだったが、ふと言うのを止めた。

(意外と身体を動かした方が何か思いつくかもしれないな……それにウォーミングアップにもなる)

そう考えた俺は改めて言い直した。

「今日も行くつもりだったよ。………まあ用事があるし、早めに帰るつもりだけどな」
「そうか、じゃあ一緒に行こう!!」
「ああ、いいぜ」
「さあさあ早く、早く!!」

子供の様にはしゃぐイケメンに不気味さを感じつつも、ブレイブデュエルを好きになってくれたことを嬉しく感じながら八神堂へと向かった………














「ふぅ………」
「ひ、酷い………」

神崎と対戦し良いウォーミングアップが出来た。
色々と試す中で突発的に考え出た戦い方が意外にもしっくり来た。本番で使うのは難しいかもしれないが、シュテルへ牽制にはなるだろう。

「何で1撃も当たらないんだよ………」
「ただ狙ってるだけだからだろ。もっと当てる為に工夫をだな………」

外に出て神崎にアドバイスを送る。

「!?」

そんな中、こちらをジッと見られている様な気配を感じ、そっちを見てみる。

「?」

しかし人混みの中でよく分からず、俺が反応した事でその気配も消えてしまった。

「気のせいか………?」

しかしその気配は良いものでは無く、殺気のような何か悪い感じがした。

「この前の騒動の不良?……いや、あいつらならこんな人目の中に居るとは思えないし……」

正直こう言った事は中学の時には日常茶飯事だった。だからこそ敏感に反応できるのだが………

「まあ良いか。じゃあ神崎、この後用事があるから待たな」
「ああ、待たな………」

項垂れてる神崎に別れを言って、俺は早々に八神堂を出たのだった………








「くそっ、次はこそは………」

零治が帰った後、暫くして神崎が復活した。
先ほど聞いたアドバイスを忘れない様に自分の嫁のイラストが描かれたメモ帳にメモを取る。

「これでよし!!………せっかくだし、少し試してみたいけど………」

そう呟きながら周りを見る。皆、それぞれ知り合いと話しており、人見知りな神崎はとてもその輪に入る事は出来なかった。。

「なあ」
「うん?」

そんな神崎に声をかけた人物がいた。

「俺とデュエルしないか?」
「本当に!?」

知り合い以外で誘われるのは初めてだった神崎。とても話し掛けられそうに思えなかったので仕方ないから帰ろうかと考えていたところだった。

「出来ればだけ
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