暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第33話 スカさん家の日常
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愛いっスね〜」

「変な目で見てんな!!」

ノーヴェの投げたドライヤーをウェンディは頭で受け止めた。



「ウーノ姉!!」

風呂から上がった三人は書類を持っているウーノと出くわした。

「どうしたのウェンディ?慌てちゃって」

「ウーノ姉の姿が見れて嬉しくなったっス!!」

「ものこの子ったら………」

そう言いながらも顔がほころんでいるウーノ。

「ウーノ姉、ドクターは?」

「今無理やり洗浄させて、休ませたわ。全く老人たちときたら………」

「何かあったの?」

ウーノの険しい顔に、ノーヴェは心配そうに聞いた。

「そんなに心配そうな顔しなくても大丈夫よ、問題ないわ。それよりみんなでお菓子でも食べましょ」

「わーい、やったっス〜!!」

バンザイしてはしゃぐウェンディ。

「フフフ、可愛い子ね………」

「本当ウーノ姉の前だとキャラ変わっちゃうんだから………」

ウェンディの様子を見てセインは呟いた。




『ドクター、今回の休日を利用して一回アジトに帰ろうと思います。なので妹達からお土産は何がいいか
聞いておいてもらえませんか?』


「皆、ちょっと集まってくれ」

スカリエッティの声に皆が集まった。

「チンクが一旦帰ってくるのに、お土産は何が良いと聞いてきたんだが、皆欲しいものが何かあるか?」

「では、私はお寿司を………」

ウーノが一番始めに言う。

「では、私は日本酒と言うのを飲んでみたい」

すっかりお酒好きのトーレ。

「なら私はまた翠屋のケーキが食べたいですわ」

ケーキを頼むクアットロ。

「なら私は………」

「私はPSPとモンバス!!」

「私もそれで!!」

「私もっス!!」

ディエチが頼もうとしたときに、3人娘が割り込みで言った。

「モンバス?」

「モンスターバスターっス。あっちの世界だとバカ売れしてるハンティングゲームっス」

ウーノの疑問にウェンディが説明する。

ミッドにもPSPに似たものがあるのだが、地球にある物の方がクオリティが高く。3人にはつまらなかった。

「ディエチは何かあるかい?」

「えっと…………」

迷うディエチ。

しばらくして……………

「地球にあるアクセサリーが欲しい」

「ふむ、そんなことでいいのか?」

「うん、あっちの世界のことよく知らないから………」

「分かった、チンクにはそう返事をしておこう。皆、それぞれやっていたことに戻ってくれ」

この後、スカリエッティはチンクに返事を書いたのだった。
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