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大海原の魔女
三話 大人じゃないから
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ってきてくれたの?なら使っちゃおうか。」


 そういって母さんが取り出したのはガラス瓶。
 私の目には漢字で「肝油」と書かれているのが見えた。


「これは東洋の薬でとっても体にいいのよ。」
 そしてとってもまずいのですね。
 

 スプーンに注いだソレが目の前に突きつけられる。


「さ あ お 飲 み な さ い。」






 わたしたちのみかくはこわれてしまった


 ◆ ◆ ◆
 
 風邪が治った次の日


「ダイヤ、何の用だい?」

「私に、聖水の作り方を教えてください!」


 私はお祖母様にそう頼んだ。


 
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