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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL3 ラグナル、焔について………
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分かってるよ……………………何を食べようかな………?」

ん?最後に何か言ったような………?

「それよりも何処を重点的に案内します?」
「そうだなぁ………」

アミタに言われ、考えてみる。
思えば特に行き先等考えておらず、気ままに歩いてみようと思っていたので、言われても咄嗟に思い付かない。

「何も考えてないみたいね………」
「き、気ままに歩いてみようと思ってたんだよ!!」
「まあ確かに探索すると言っていたな………」
「そう、そうだよ!!流石王様!!」

流石王様、ちゃんと人の話は覚えている様だ。

「じゃあせっかくだし、私達のおすすめを紹介していきましょうか」
「ああ助かる。出来れば今後買い物しやすい場所とかも教えてくれれば嬉しいんだけど………」
「それならば我も良い場所を知っている」
「私もおすすめ出来る場所ありますね」
「わ、私も………」
「ボクも!!」

皆がそれぞれ思い付く場所があるみたいだ。

「これなら良い場所が見つかりそうだ」
「そうねぇ………見つかるわねぇ………」

フフフと隠れながら笑うキリエに嫌な予感がする。

「………キリエには注意しとこ。………で焔、何も喋らないけどどうした?」

俺の近くを飛んでいる焔が一向に喋らない事を気にして声を掛けたが、その声にビクッと反応し、動揺しながら俺を見る。

「もしかして緊張してるか?」
「き、緊張なんてするわけないでしょ!!だ、ただそうよ!これは武者震いってやつだわ!!」
「これから戦闘でも行くのかお前は………」

恐らくこいつは今までずっとシステムの中で主を待っていたのだ。データとして外の世界の事は知っていても実際に見るのも出るのも初めてな焔にとって不安も大きいのだろう。

「恐かったら俺の肩に乗ってて良いぞ?」
「だ、だれが………」
「俺も正直初めての街にちょっとビビってる。一緒に居れば多少は和らぐだろ?」

そう俺が言うと焔はじっと俺を見つめ、その後俺の肩に腰かけた。
正直に弱音を言えない所とか意外と可愛いじゃないか。

「………今度はセクハラしないでよ」
「ああ、分かってるよ。もうこんな目に遭いたくないからな」

そうして俺達は街へと出発するのだった………
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