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逆襲のアムロ
23話 数々の星屑たち・・・ 5.12
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* ソーラレイ宙域 クワジン級 ギレン艦 艦橋 5.12 9:00


ギレンは艦長席にて、数々の戦況報告を受けていた。ほとんどが悲鳴に近いものだった。最初は小さな石が少し飛来してきただけだった。しかし時間が経つにつれ、それが大きくなってきて、更に量も増えた。それが四方八方からソーラレイに向かっているということだった。

ギレンの手持ちの戦力での打開はいわゆる機械相手ならばできたが、自然の驚異に関しては無抵抗だった。

ギレンは頭を抱えた。ワイアットの企みが明らかになったが、地球圏内だけしか目を向けていなかった自分の視野の狭さを呪った。一統治者としての限界もあったのかもしれない。それを言い訳にすることはできない。起きたことにどう対処するか、それを考えていた。

「(とりあえず、掛ける保険は掛けておいた。この事態でもそれが対応できるかもしれん。地球を汚染するためだったが・・・。已む得まい。後はあの女豹がどう変わるかに期待だが・・・)」

艦橋にシャリアが現状の報告にやって来た。何度も往来してきていたが、相変わらず表情が硬い。

「総帥・・・。ソーラレイは完全に使用不能に陥りました。あの石の大軍を処理するには許容がありません」

「わかってる。全ては私の責だ。これで前線は崩壊するだろう。しかし、戦況とは終結を見るまで、どう変わるかはわからんぞ」

「ど・・・どういうことでしょうか・・・」

「情報は得てして、様々な姿を見せる。連邦がこの決着を望まないものに期待でもしようか」

人心について、統治者であるギレンには関心事であった。連邦は内部で派閥闘争に明け暮れている。そこに付け入る隙がいくらでもある。ギレンは様々な種を撒いた。それが開花せずとも、芽生えればよい。その工作がこの3年間という連邦からの統治権の保持を獲得できていた。

ジオンの勢力維持にソーラレイもあったが、連邦は経済制裁などでジオンを崩壊に追い込むこともできた。しかしそれが出来なかったのも彼が人心を利用していたに尽きた。目先の利をちらつかせれば、それにいとも容易く食いつく。

戦火を利用とする愚者たちは中々の力を持っている。それが市民生活に一部となっていれば尚更だった。それがアナハイムやハービック、ヴィックウェリントン等・・・。

ギレンは前線の様子を確認した。

「ところで今公王の艦隊はどうなっている?」

オペレーターが状況を確認して、ギレンに伝えた。

「はっ。敵はこちらのソーラレイ使用不能が伝わったらしく、鶴翼陣形にて公王陛下の艦隊を半包囲しようとしております。シーマ別働艦隊は公王陛下の中央を割って入るようにコロニーと共に侵入しようとしております」

「ほう」

ギレンはシーマの動きに期待していた。混戦模様になって、ワイ
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