暁 〜小説投稿サイト〜
DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
3.歌に国境は無い!でも周囲の雰囲気に合わせて歌う事!
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
り、薬師の『クライバーさん』が洞窟に入ったきり戻ってこない…
「薬?」
「私のお父さん病気なの」
「だから薬師に調合を依頼したんだけどねぇ…本当はパパスにでも探しに行って貰いたいんだけど、パパスも忙しいだろ…どうしたものかねぇ?」
リュカは少し寂しそうに俯き、何か考えている。

そして顔を上げると、
「じゃぁ僕が探してくる!」
そう言うや、制止する間も無く走り去っていった。
「あ!………洞窟内はモンスターも出るから子供一人じゃ無理だよ…まぁ、洞窟に入る前に番をしている人に止められるだろう」
「リュカ…無茶しないといいね。お母さん」

ビアンカSIDE END


<サンタローズの洞窟>

俺は洞窟内を大声で熱唱しながら闊歩する!
何故俺はこんな危険な事をするのか皆さん疑問だろう。
だが、俺には完璧なプランがある!
重要なのは『俺が一人で洞窟内へ探しに行った』という、事実である。

薬師を見つけられなくても別に構わない。
ビアンカに『私たちの為に勇気ある!男らしい所もあるのね?』てな具合にポイント稼ぎを行いたいだけなのだ!
モンスターに襲われる事が考慮されてないって!?
オイオイ誰だい?そんな野暮な事言う奴は!(全部俺の脳内会議です)
皆さんお忘れかもしれませんが、先刻パパスがこの洞窟に入って行きました。
大方、昨日アマンダさんの話を聞いて、気を利かせて薬師を探しに来たのだろう。
さすが俺の父さん!気が利くね!

つまり、今は一人だがいずれ父さんと合流できるのだ!
しかも既に薬師と合流した後に出くわすかもしれないね!
そんな訳で俺は、父さんに存在をアピールするべく大声で熱唱しながら洞窟内を進む。
普通洞窟内で歌が聞こえたら、そちらに来るだろう。
俺は『巨人の星』のテーマを大声で歌う。
ちなみに俺はあまり場の雰囲気を気にしないで選曲する。
以前友人の結婚式の二次会で『テントウ虫のサンバ』を歌おうと思ったら先超された!
次に思いついた歌が『サン・トワ・マ・ミー』だった。
ブーイングの嵐だったが、気持ちよく歌いきった俺は大満足だった。

ただ父さんに気付いて貰うという事はモンスターのも気付かれるという事で、しきりなしに襲撃される。
気付いたら『ホイミ』を唱えられる様になっていた。



ど田舎の洞窟内で『大都会』を熱唱していると、どこからともなく唸り声の様なものが聞こえてきた。
「ぐご〜、ぐご〜」
流石に身構えて周囲を索敵をすると、かなり大きい岩の下敷き(足だけ)になりながら爆睡をしているおっさんを発見!
え!?
何この状況?
何で寝れるの?
つか、何してるの?

よく見ると薬師のクライバーさんだ。
「ちょ!クライバーさん!クライバーさーん!」
「…お
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ