暁 〜小説投稿サイト〜
番外編とネタの残骸
MHP3で異世界トリップ 1
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

MHP3で異世界トリップ 1








MHP3で異世界トリップ〜オレは猛獣使い・ゴーヤと鬼ごっこ〜



「またお前かゴーヤァァァァァッ!!」



凍土の雪原の中をひた走る青年

ライトボウガンを背負い、只管キャンプ地を目指して走り続けるその後ろには??


皆大好きゴーヤこと恐暴竜イビルジョーが青年めがけて疾走する


追いつかれまいと走る青年

本能の赴くままひたすら餌たる青年を求めるイビルジョー


1人と一匹の命がけのチキンレース

今夜の食事になるか、明日へ命をつなげるか


見る人が見れば、体を張った名勝負と称賛するであろう追いかけっこ

何故かガーグアフェイスを着用した青年からは涙が流れ溢れている

涙するガーグァフェイス シュールな光景である

このまま3乙すべきか、イヤ駄目だと過去の経験からその判断を放り捨てた

3乙するまえに美味しく頂かれる???

青年の頭にそれしか思い浮かばない

逃げねばならない


助けられた命を、こんな所で捨てるわけにはいかない


確固たる意志を持って、キャンプ地へ滑り込み、空き樽の中へ隠れる

しばしキャンプ地を歩きまわっていたイビルジョーは目標を見失うと、残念そうに雪原へと帰って行った



「・・・どうしていつもいつも・・・ゴーヤなんだよ・・・」



嘆き悲しむ青年

心なしかガーグアフェイスも眉が下がっている

・・・ガーグアフェイスには眉などついていないのだが・・・


「にゃー、大丈夫かにゃご主人」

「ハナゲェェェェ!お前ご主人様おいて逃げやがってぇェェ!!」

「失礼にゃ、イビルジョーに立ち向かってあげたことを感謝してほしいにゃ」

「お前明らかにデスルーラ目的だっただろうがぁぁぁっ!」

「そんなことないにゃ、ほら、依頼品を出して終わらすにゃ寒いにゃここ」

「・・・帰ったら温泉入ろうかハナゲ」

「灼熱しるこ買ってほしいにゃ」

「うんうん買おう買おう」


手をつないでユクモ村へ帰還する1人と一匹

鼻歌すら聞こえてくるその光景を、日常とするには違和感がありすぎた


・・・青年に名はない


ハンター仲間は皆、彼をガーグァと呼ぶ

そんな名前へのフラストレーションか、自分のオトモアイルーの名は全ておかしなものばかり

その筆頭がこのハナゲ

ヒゲの位値がやや高く、真ん中に寄っており、鼻の下から生えているように見えることが由来である

他にも似たような理由のミミゲとムナゲがいる

ハンター仲間に里子に出したマロコとヒツジがいるが、多分フラストレーションなどは関係ない
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ