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我輩は逃亡者である
第一章 ただいま逃亡中ぼっち。
03.苦いヤバいお迎えが見えるよ?
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くさ…うま……………………ハッ!?ペッ!
危ない危ない意識があやふやだった。樹海で二次元への扉を探し始めて恐らく数日がたったのだが…一向に見つからん、それよりも空腹が問題になってきました、ラーメン以降まともに食べてないし。なにも考えずに……というかおかしなテンションで来ちゃったしなー、食べ物がございません。水は川があったので何はともあれ食べ物だよ。さっき無意識に草食べてたせいで口の中が苦いし。

−−いや待てよ?苦いから食べれない飲めないなんていうなら珈琲を飲む人間なんていない。しかし世の中多くの、主に大人たちは美味しいといって珈琲を飲んでいるじゃないか…実は自分が子供だからこの草を苦く感じるだけで本当は普通に食べられるのではないだろうか?
そう、言うなれば普段食べてた甘い野菜はジュース。この苦い草は珈琲みたいなものであり苦いだけで食えないなんて決めツケはヨくなくて苦イ草だッて食べれナインテコとはなくコノ草は食べラれるルルルルムシャムシャムシャッ!
「…うぷ、おろろろろろろろろ!」



〜しばらくお待ちください〜




「おえ…、ハァハァ。吐いたら余計腹が減った…」
食えるわけないじゃん!雑草は何処までいっても雑草だよ!何が珈琲みたいなものだ、頭おかしいんじゃないかな!?考えたの誰だよ、俺だよ!
…ちくしょーこの頃、頭がまともに働いてたことあったかなぁ?あー目眩してきたし何か空飛ぶ人とか見えてきた、翼がはえてるし。お迎えの天使かな?
−−あームリだ、寝よ。おやすみなさい




▼▼▼▼


クッ、思ったよりもISでの捜索を認めさせるまで時間がかかったな…女性権利団体がどうだなぞ放っておけばいいものの…!
まあいい、許可は降りたのだ。あとは急いで救助に向かうだけではあるのだが

「山田君、すまないが上代翔の救助に向かってもらって構わないだろうか。私は立場上むやみに動きにくくてな…」
こういうときにはこんな世界最強の立場なぞ枷になるだけだな…それに男をよく思っていない教師も多くはないがいる。そんな人物に任せてしまうと上代翔が一生見つからんかもしれんしな、その点山田君なら安心して任せられる。

「いえ!任せてください!必ず見つけて連れてきますよ、それではいってきます!」
「ああ、任せた。こちらの授業は任せてくれ」
「はいっ!」






▼▼▼▼



「せんぱ……織斑先生に任されたからには頑張りますよ!」
それにしても彼、上代翔君はどうして樹海に入っていったのでしょうか…?私、山田真耶はラファールリヴァイブを展開し富士山付近まできましたがふとそんな疑問が思い浮かびました。
何か大きな悩みでもあったのでしょうか?もうしそうだとしたら見つけたあとに相談にのってあげな
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