暁 〜小説投稿サイト〜
我輩は逃亡者である
第一章 ただいま逃亡中ぼっち。
02.二次元への扉(現実逃避)
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
どうも上代翔です。ラーメン屋の大将に通報されてから警察とのリアルケイドロを行うこと半日とちょっと…徹夜で逃亡しようやく振り切りました!清々しい朝だよ!
いやーケイドロなんて小学校以来だったよ、まああっちは本物のポリスメンだけどこっちは泥棒ではないけど。普通の高校生さ!
しかし何だよ、しつこかったね。粘着ストーカーよろしく追っかけられたし人生で一番面白くないケイドロだったと断言できる…こちとら徹夜で逃げてるもんだから意識が朦朧とするわ、足がガクガクいってるし…そういや変な人に追いかけられたら交番に駆け込みましょうって習ったなぁ。助けてお巡りさん!追いかけられてるの!

−−でも追いかけてくる人たちもお巡りさんなの!なんだよ駄目じゃんか!それに途中で投げつけられたペイントボールが…すごく臭いよ、腐ったチーズみたいな臭いがする!
おうぇ、気持ち悪い…しかもペイントボールの本来の役割として当てられた背中もといリュックが真っ赤になってるおかげで街中を移動すると注目されて仕方ないので郊外まで逃げるしかなかった。

それこそ犯罪者を見る目を向けられるしね…違うよ!ただの高校生(仮)だよ!これはあれだね、村の人にハブられて家に逃げ帰るしかなかった泣いた赤鬼の気持ちがわかるよ。赤鬼も住み処の山いえに帰りたくなるよ。ん?そんな話じゃない?細かいことは気にしない!
ふ…人とは違うってのはいつの時代も受け入れられないものなのは一緒だしね、何はともあれ家に、山に帰ろう。そう目の前に広がる大きな山へッ!!
…何だろうまた止まれだのサイレンの音が聞こえる気がするけど気のせいだよね。そんなことより今は山に帰って眠るんだ、もう疲れたよパ○ラッシュ。
「ただいま山よ、俺は帰ってきたぞぉぉぉ!」





▼▼▼▼


ところ変わってIS学園


『3日前に発見されて以来消息不明だった男性IS操縦者、上代翔さんがついに発見されました。がしかし警察が夜を徹して必死の追跡をするも遂に振り切られてしまいました…現在当TV局はヘリにて上代翔さんが逃亡したと予想される郊外を空から捜索中です……』


「なあ一夏、この上代翔という男はいったい何故逃亡しているのだ?」
「そうですわね。日本の警察は優秀と聞きますがその彼らを振り切って逃げるとは何か強い理由があるのでしょうか?」
「わからねぇよ、ただ悪いけど捕まれば一緒にIS学園に通えるし俺としては捕まってほしいんだけどなぁ」

ニュースを見ながら箒とセシリアと現在逃亡中の上代翔について話している。千冬姉から男性IS操縦者が見つかったが逃亡したと聞いたときには驚いたが、一晩中警察に追いかけられながらも振り切ったってニュースを見て更に驚いたぞ

「ホントに何がそこまで駆り立てるんだろうな…あっ!?」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ