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英雄伝説〜西風の絶剣〜
第3話 戦う意味
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side:ルトガー


「はぁ……」


 リィンと喧嘩して三日が過ぎた。あれからリィンは俺を避けるようになっちまった。覚悟はしていたが流石に堪えるな……

「ルトガー、貴方大丈夫なの?」
「ん?ああ、大丈夫や」
「ちょ、俺の口調やでそれ……」
「先ほどの会議でもどこかうわの空になっていた。団長、本当に大丈夫なのか?」


 マリアナが心配そうに声をかけるが俺は無意識にゼノのような口調で返してしまったようだ、ゼノは少し呆れたようにツッコミを入れレオも心配そうな表情を浮かべた。
 

「ていうか団長がそうなっとる原因はボンやろ」
「まあな……」


 今まで俺はリィンが喧嘩をしたことはなかった、だからどのように仲直りをすればいいか俺は分からないんだ。


「せっかくボンに親友できたっちゅうのに、あんな言い方したらボンも怒るわ」
「まあ今回は、団長の言い方が悪かったようだな」


 ゼノとレオはジト目で俺を見る、自分達も猟兵である以上ルトガーの言い分も理解できないわけじゃない。だがリィンは西風の旅団の一員ではあるが猟兵ではない、小さな子どもだ。そんな直球に言ったら怒って当然だ、という批難の視線がグサグサと刺さってくる。


「その、すまん、リィンの事を考えて言ったつもりなんだが……」


 やっぱり不味かったよな、何で俺はあんな言い方しかできなかったんだ?はぁ……


(ホンマ団長は不器用やな)
(親馬鹿というかなんと言うか)
(でもそんな所が彼の魅力でもあるのよね♪)


 ふと三人を見ると呆れながらも温かいような視線を俺に向けていた。


 
「何で微笑ましいものを見るような顔してんだ?」
「ふふっ、何でもないわよ」
「せやせや」
「ああ」


 不思議そうに自分達を見る俺を見て三人は楽しそうに笑った、何なんだよ一体……


「まあなんや、団長、この依頼が終わったらボンと話し合ったらどうや?」
「今まで団長はリィンとぶつかったことは無かった、だから今みたいにすれ違っている。だが家族なら時にはぶつかり合う事なんて当たり前だと思う、実際俺達も時には意見の対立があるからな、そんな時はお互いに話し合い分かり合ってきたじゃないか」
「ゼノ、レオ……」


 ……そうか、そうだよな。俺達とて最初から分かり合っていたわけじゃない、意見の食い違い、考えの違い、時にはくだらない事でぶつかる事もあった、家族というのは唯仲良くすることじゃない、自分の思いをぶつける事だって必要なんだ。


「だが俺はリィンに嫌われてしまったかもしれん……」
「そんな事ないわ、あの子だってどう貴方に接すればいいか分からないだけよ、貴方が歩み寄ればあの子はきっと答えてく
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