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オッス!オラ、フリード!いっちょ踏み台すっぞ!!
ラブリーマイエンジェルゼノヴィアたん
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さて、ここにきて数日たった、この前一緒に本を読んだ少女の名前だが、ゼノヴィアだったでござる。どっかで見たことある気がしたんだよ。青色の髪に、緑色のメッシュが入っていた。最初聞いたとき、思考が完全にフリーズしたよね。原作キャラと会っちゃったよ。オリ主さんならここで、ゼノヴィアとのフラグ建てるんだろうな。俺?無理無理、俺そんなにかっこよくないし、どうせイッセーとくっつくじゃん。う、羨ましくないもん。

それに、この年から色恋のこと考えてもね…発情した犬ですか?というか、この時から目を付けるとかとんだロリコン野郎だよ。光源氏ですか?この野郎

でもさ、こんなに小さい時から孤児院で育つって、人生ハードモードすぎやしませんか?救いがないねほんと。因みにだけど同じ施設にグリゼルダさんもいた。彼女のことを俺はグリ姉と呼んでいる。グリゼルダって言いにくいよね。英語なのに、何でグリ姉かって?しまっちゃうおじさんが来るからやめようねそういう話、消されるよ。

んで、時々誰も見てない時に能力の練習をするようになった。最初ファイア使った時、石ころ並みの大きさの炎が飛んでいっただけだった。将来の目標の威力は、今のはファイガではない、ファイアだ。ぐらいになるといいね。今のままだと、今のはファイガではない、ファイアだ(涙目)状態。


「ねえねえ、フリード。今日も本読んでよ」

今話しかけたのは、ゼノヴィアである。あれ以来、よく俺に本を読んでとせがみに来る。信じられるか?こいつ、将来脳筋で女子力(物理)になるんだぜ…時の流れは残酷だよな。

「断る」

「読んであげなさい、フリード」

横で黙々と本を読んでいたグリ姉が話しかけてきた。グリ姉ってまだ子供だけど将来すごい美人になるんだろうということが予測できるほど美人である。約束された勝利の将来的な?

「だってさあ、グリ姉。ゼノヴィア、俺が読んでるとといつも寝るんだぞ。俺は子守唄歌ってるんじゃないんだぞ」

「いいじゃないですか、寝てても」

「へいへい。じゃあ、ゼノヴィア本持ってきな」

俺はしぶしぶといった形で了承した。大人げない?知らんなぁそんな言葉。子供に戻ったからか若干精神も幼くなってる?いいえ、元からです。

「やったー!じゃあ、今日はこの本読んで!」

何この天使、かわいい。妹が出来たみたいでいいなぁ。

「じゃあ、読むぞ」

そう言って、俺は本を読み始めた。


◇◆◇◆◇


「キングクリムゾン!」

「どうしたの?フリード」

はい、3年ほど時間が経ちました。特に変わったこともないかな。ただ、フリードってもともとハイスペックだったのか、能力の上りは早い。こいつ真面目にしてたら、デュリオとかと渡り合えてたんでない?

「いや何でもな
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