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【DQX】ゲーム内容全把握のニートが転生時に死なない為の心得。
4,隠し事はいつまでも隠し事だというのは甘い考えです。
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前回のあらすじ。
姐さんと呼ばせてくださいビアンカ姉、以上。


はい起きた!俺起きた!

「あ、リュカ、起こしちゃった?ごめんね、まだ夜だから寝てていいわよ」

おいおい戦闘準備バッチリじゃねえか!
完全一人で行く気じゃないすかビアンカ姉!

「そっか、お姉ちゃんはどうしたの?」
「え、えっとね。ちょっとのどが渇いて」
「お水は玄関にはないよー」
「そうね……ちょっと寝ぼけちゃった」

嘘つくなや。
姉さん一人で行ったら気絶だぞ。
金半分になるぞ。

「僕も行く」
「リュカもお水飲む?いいわよ、ちょっと待ってね」
「違くて。僕もオバケ退治するー」
「はぁ?」

はぁ?と言われましてもね。
ビアンカ姉強い(精神)けど弱い(物理)し。

「違うのよ?オバケ退治とかじゃなくて」
「お姉ちゃんがあの魔物を見捨てるはずないもん」
「ありがと、リュカ。でも本当に」
「僕も行く」
「リュカ」
「僕も行く」

わー俺超絶駄々っ子ー。
まあ6歳だから許されるよねー。
精神はニート(18)だけどねー。

「……リュ……」
「なぁに?」
「えっ、あ、うん。なんでもないわ」

いや何。
何その挙動不審。
ご用件はなんでしょうか姉さん。

「そっか。じゃあ僕も行く」
「ずいぶん話飛んだわね」
「今の所これが最優先事項だから」
「そう。だが断る」
「ナ、ナンダッテー」

やばい楽しい。
なんか前世を思い出すわ。
前世で腐れ縁の友達(笑)とか彼女とかとこういう風に話してた気がする。
ぶっちゃけよく覚えてないけど。
とりあえず彼女は可愛かった。それは分かる。確信持ってる。
あと友達はうざい。それは分かる。確信持ってる。


「分かった?本当に危ないのよ?何かあったら私を囮にしてでも逃げなさいよ?」
「だが断る」
「それをさらに断る」
「ナ、ナンダッテー」

結局駄々をこねこねして連れて来てもらいました。

「ふふ。じゃ、レヌール城はここの西にあるわ。行きましょう」
「うん!」
「一応言うけど、オバケなんかいないと思っちゃダメよ?意外と色々いるんだからね?」
「分かった!」

オバケ信じるタイプの人間っすかビアンカ姉。
いやまあ実際いますけど。


ちっす。リュカっす。
現在ビアンカ姉さんの強さに目を疑ってるところっす。

「ギラ!!」
「ぎゅいぃっ」

なぜか出会ってしまった無駄な強さを誇るオバケねずみが一瞬で燃え尽きてます。
しかもメラじゃない。ギラだ。
何lvっすか姉さん。8lvですか。
戦うの初めてなはずなのに8lvなんすか。

「……すごいね、お姉ちゃん」
「駄々こねて戦闘訓練受けさせてもらってたから」

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