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インフィニット・ストラトス 〜超鬪士、見参〜
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あ」

『分からん。織斑のISの製造は倉持技研になっているが、明らかにあそこの意匠ではないISだ。となると」

「月の兎が出しゃばりましたか」

『おそらくな。それより、そろそろ織斑が戻って来るぞ。補給は要らないのか?』

「問題無いですね。あの程度でグルンガストがどうにかなるはず無いんでね」

ピットから戻ってきた一夏は少しは頭が冷えたのか、いきなり斬り掛かってくる様な事は無かった。それにあわせてウイングから計都羅喉剣を引き抜く。

「そんじゃま、第2ラウンドだ。来いよ、一夏。相手をしてやる」

「……勝ったら、さっきの続き、教えてくれるか」

「勝てたらな。だが、簡単に勝てると思うなよ!!」

一気に踏み込んで計都羅喉剣を横薙ぎに振るう。一夏はそれを受け止めようとするが、それを許す程グルンガストの力は弱くない。受けきれずに一夏がアリーナの壁に叩き付けられる。

「なら、これなら!!」

一度空に上がり、加速を付けて突っ込んで来る。まだまだ甘いな。計都羅喉剣を持っていない左手を後ろに引いて構える。

「ブーストナックル!!」

勢い良く左手を突き出し、左手が飛んでいく。

「うえっ!?ロケットパガッ!?」

顔面に当たったブーストナックルで脳が揺れたのか、フラフラと落ちて来る一夏に

「ファイナルビーム!!」

セシリアと同じ様に最低出力まで絞ったファイナルビームを当て続けてエネルギーをゼロにする。

「もっと頑張れよ、一夏」

気絶した一夏を拾い上げてピットへと戻っていく。








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