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ボスとジョルノの幻想訪問記
『八雲』橙がやってくる!
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 ボスとジョルノの幻想訪問記7

あらすじ

 十六夜咲夜の真の狙いが判明し、一時の平和を得た永遠亭に珍客が現れた!
 そいつは『八雲』と名乗った橙だったッ!

ボスとジョルノの幻想訪問記 第二章


『八雲』橙がやって来る!

 これは、咲夜との死闘から僅か30分後の話である。
「・・・・・・いつも思ってるんだけどさ」
 てゐは永遠亭の庭で寝返りを打って橙を一瞥する。
 橙は呑気に転がったまんまのてゐを見下しながら「何が?」と聞いた。
「毎回あんたと弾幕ごっこするとき、必ず『私は強いんだぜ』アピールしてくるけど・・・・・・恥ずかしくないの?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」←妖々夢2面ボス&EX中ボス
「・・・・・・」←永夜抄5面中ボス&花映塚自機
「・・・・・・」←アンプレイアブルキャラクター
「・・・・・・」←プレイアブルキャラクター
 と、橙がてゐとの扱いの差を見せつけられ若干涙目になったところで。
「って違う! 私はお前なんかと話しにきたんじゃあないぞ! 永遠亭の主を出せ!」
「いやぁ、出せって言われてハイそーですかってありえると思ってんのかウサ。なんかこのてゐ様に差し入れとかあるんじゃあないのかウサ?」
 てゐは嫌な笑みを浮かべて橙の足をげしげしと蹴る。
「い、痛い! やめろ! 差し入れとか何でお前にやんなきゃいけないんだ!」
「頼みごとには先立つものが必要じゃろ!」
「なにおー!?」
「やんのかー!?」
 両者にらみ合い! 橙はこんな兎なんかにかまけている暇は無いし、てゐは何となく人参が欲しいし、お互い譲る気は無いようだ。

「はいはい分かった分かった。やっぱりあんたとは弾幕ごっこで決着つけなきゃ」
「ぷすす、いいんですかウサ〜? 今のところ戦績は私から見て8556勝763敗ウサよ?」
「そんなに勝負してるわけあるか! 何だヤゴコロ勝ナムサン敗って!」
「お、よくその読み方分かったウサね。誉めようか?」
「いらん」
 と、橙はさすがにしびれを切らして
「いいから八意永琳を出せ。今日の私はいつもとは違うんだ」
「・・・・・・」
 臨戦態勢をとる。やる気満々の表情だ。
「へぇ、いつもと違うって・・・・・・どこらへん? 私ちょっっっとわかんないウサから〜、見せてくれると嬉しいなぁ〜」
 てゐはまたうっざい顔で橙を煽りに煽る。こいつホントに味方サイドのキャラかよ。
「むかつく・・・・・・! いいよ、そんなに見たいならこれを見ろ!!」
 と、橙はまんまとてゐの口車に乗り、右手を突き出した!
「――――これが紫様から与えられた私の新しい力だッ!!」
 てゐは寝返りを打って腕枕をしながらその様子を眺めていると・・・・・・。
 なんとッ! 橙の
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