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『貴男達へ』
『偽り』

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貴男と私は友達
貴男と私は恋人
本当はどうなの?

私はどちらでも
変わらない

大事な存在

それだけは
ずっと変わらない


曖昧な貴男は
答えを出さない

私も答えない
同時に
期待には応えない

安売りはしない
其れが
良い女でしょ?


今更
馬鹿馬鹿しい
散々オモチャとして
生きてきたくせに

それでも
貴男は知らない
私を何一つ


だから演じるの
良い女風に

貴男の好みが
偽りの私だから
何も言わず
去っていくわ



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