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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-3 初のボス戦へ
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キリトは一息つく。


隣のアスナもシャオンの方をじっと見ていた。

「皆、貴重な発言を感謝している。そして、キバオウさん。キミの言いことも理解できるよ。

オレだって、右も左も分らないフィールドを何度も死にそうになりながらたどり着いたんだ。
でも、そこの彼やエギルさんの言うとおりだ。今は前を見よう。元テスターだって、いや、元テスターだからこそ、その戦力はBoss攻略の為に必要なものなんだ。君の言うように、排除するようなことをして結果攻略が失敗したら何の意味もないじゃないか?」

こちらの言葉は実に爽やかな弁舌だ。

さっきのシャオンの情報を聞いて驚愕していたその表情は既に息を潜めていた。

今日一番聴衆の皆が頷いていたのだ。

「ふ、フンッ!もお、かまへん!」

キバオウはそのまま黙りこくった。

話に口出ししないと言うかのようにだ。

「さて、それらをふまえて再開する。実は、先ほど 例のガイドブックの最新版が発行された」


場がどよめく。



それは、『アルゴの攻略本』と呼ばれている。
エギルの話から分かるように、信頼できる本だ。

「Bossの情報だが、この本によると、Bossの名は『イルファング・ザ・コボルド・ロード』。そして、『ルインコボルト・センチネル』と言う取り巻きがいるらしい。
それとBossの武器は斧とバックラー。4本あるHPバーの最後の1本が赤くなると、曲刀カテゴリーのタルワールに武器を持ち替え、攻撃パターンも変わると言う事だ」

ディアベルが、そう説明した。















そして、数点を説明した後……

「さて、攻略会議はここまでだ。
さて、最後にアイテム分配についてだが、金は全員で自動均等割り、そして、経験値はモンスターを倒したパーティのもの。アイテムはゲットした人のものとする。異存は無いかな?」

その言葉に皆、異存は無いようだった。

「よし、それでは 明日の朝10時にここを出発する。では、解散!!」

その宣言の後、それぞれのパーティが解散していった。
















Story2-3 END
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