第十九章
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「ドライバーオン!」
この声が響きその声を聞いてからだった。
仁藤は指輪を嵌めた左手の掌を大きく拡げた状態で上に掲げた。そこから両手を大きくゆっくりと回転させてだった。
「変、身!」
この言葉を叫び左手を打ってそこからベルトも打つと。
「ドライバーオン!」
この言葉と共にだった、その前に黄色い魔法陣が現れた。
仁藤はその魔法陣を全身で受けた、そうして仮面ライダービーストになり身体に力を込めてからこの言葉を出した。
「ランチタイムだ!」
最後に操真もだった、彼も。
腰に手を当ててだ、それからだった、
魔法のはじまりを告げる音を聴き、そして。
右手の中指だけでなく左手の中指にも指輪を嵌めた。そのうえでこの言葉を叫んだ。
「変身!」
右手を己の顔の右横にやり言った、それからだった。
左手に出て来た赤い魔法陣に左手を伸ばして向けてだった。全身で魔法陣が通り抜けるのを受け止めた。
そして仮面ライダーウィザードとなってから言った。
「さあ、ショータイムだ」
「じゃあ二人でやるか」
「ああ、まずはソーサラーだ」
「それからだよな」
「奴だ」
「生憎だがな」
ソーサラーは自分と対峙する二人のライダーにこう言った。
「あの方の相手は出来ないんだよ」
「御前が俺達を倒すからか」
「そうだ」
まさにその通りだとだ、ソーサラーはビーストに言葉を返した。
「御前等はスサノオ様のところには行けない、残念だな」
「そこまで言うのなら倒してみろ」
ウィザードはその強気のソーサラーを見据えつつ告げた。
「俺達を倒してみろ」
「俺達二人をな」
「そうしてやる、今からな」
ソーサラーは二人に応える様にしてだ、そのうえで。
自分から前に出て攻撃に入った、二人も応戦しここで三人のライダー達の戦いがはじまった。そしてその中でだった。
ウィザードとビーストは連携してソーサラーに当たった、だがそのソーサラーは。
「?こいつは」
「強くなってるんだな、前より」
ビーストはソーサラーの攻撃を受けつつソーサラーの攻撃をかわしたウィザードに対して言った。
「こいつは、俺は知らないがな」
「前よりもさらにだ」
「そうか、だからこんなに強いんだな」
「まさかここまで強くなってるとはな」
「俺も馬鹿ではない」
ソーサラーは己の武器である斧を縦横に振るいつつ二人に答えた。
「あの方に蘇らせて頂いた時からだ」
「俺への復讐を考えていたか」
「そうだ、だからだ」
「魔力を鍛えていたか」
「武術の腕もな」
「確かにこいつの斧は凄いな」
ビーストはそのハルバートをかわしつつ言った。
「まともに当たったらただじゃ済みそうにないな」
「そうだな、しかしだ」
「ああ、その攻撃もな」
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