第一章
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仮面ライダーウィザード 希望を救い出せ
操真晴人は旅を続けていた、、あの時からまだ。
その中でだ、彼は思わぬ場所に出た。そこは港だった。
港の波止場には多くの船が停泊している、中には出港する船もいれば入港する船もある。その船達を見ながらだ。
彼は何処となく旅をしていた、しかし。
ここでだ、一人の高校生位の少年が彼に声をかけてきた。見れば明るい感じの少年だ。
「あれっ、確か貴方」
「ああ、あんたか」
「はい、ジェイクです」
「そうだったな」
「いや、まさかここでお会い出来るなんて思いませんでしたね」
「そうだな」
「一緒に戦わせてもらった時はどうも」
その共闘した時のことをだ、ジェイクは操真に素直に笑顔で礼を述べた。
「お陰で助かりました」
「こちらこそな」
「それで今日はどうしてここに」
「ファントム達は倒した」
このことからだ、操真はジェイクに答えた。
「そしてコヨミもいなくなった」
「そうですか」
コヨミのことを聞くとだった、ジェイクも暗い顔になった。そうしてやや俯いてしまった。操真はそのジェイクにさらに話した。
「そして俺はコヨミの最後の願いを適える為にな」
「今は、ですね」
「こうして旅を続けている」
こうジェイクに答えたのである。
「今もな」
「そうですか、ただ」
「ただ、どうした」
「ファントムですよね」
彼等のことからだ、ジェイクは操真に話した。
「今倒したって仰いましたけれど」
「まさかと思うが」
「はい、実は僕達もそう思ってたんですよ」
仮面ライダー部の面々もファントム達と戦っていた、操真達と共に。それだけにファントムのことは知っているのだ。
だが、だ。それでもだというのだ。
「けれど昨日出て来ましたよ」
「やはりそうか」
「はい、それで弦太郎さん達が戦いました」
ジェイクは真顔で操真に話す、その目は嘘を言っているものではなかった。
「結構な数の連中が出て来ましたよ」
「何処に出て来た」
「ちょっと来てくれますか?」
ジェイクは真顔のまま操真に話した。
「ここは」
「そっちにか」
「はい、仮面ライダー部の部室に」
城南大学のそこにだというのだ。
「そこに来て下さい」
「わかった、それじゃあな」
こうしてだった、操真はジェイクに案内されて城南大学仮面ライダー部の部室に向かった。その大学に入ってだった。
操真は案内をするジェイクにだ、こうしたことを言った。
「ここにもだな」
「はい、ファントムが出て来まして」
その通りだとだ、ジェイクも答える。
「戦いになっています」
「そうか、やはりな」
「はい、それで僕もなんです」
ジェイク自身もだというのだ。
「ベルト使って戦っ
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