暁 〜小説投稿サイト〜
銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
悲しみの真実
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未来と綾はなのは達と別れて時間管理局の本部に向かっていた。
時空管理局について彼が知っているのは時間鉄道を管理していることと、設立が正暦2130年だと言うこと。
そしてもう一つ気になるのが設立者の名前である。
設立者の名前は紀井島嘉穂と言って未来の幼なじみである。
しかし彼女は元々、銀河鉄道の技術部にいたため新たに管理局を作るとは考えにくかったのであった。
もちろん、嘉穂のことは綾も知っている。
嘉穂は夜天の書の守護騎士にしたときに立ち会った中の一人であった。
そんな彼女が銀河鉄道の技術部をやめたと言うことは何かあったのだろう。
二人はそう考えていた。
詳しい事は管理局に聞けばわかるだろう。
何せ今までの銀河鉄道管理局と時間管理局の情報をまとめた本が其処にはあるのだから。
しかし管理局は彼らに予想だにしないことを言うのだった。

時間管理局の前にやって来るとそこには広大な土地が広がっていた。
さすがにこの広さでは迷子が出るのではないかと思ったが、施設内にバスが通っていた。
「綾、バスに乗っていく?」
「ああ。もう歩くの疲れちまった。」
答えるスピードがとても早かった。
無理も無いだろう。
此処まで約8キロメートルをずっと歩いてきたのだから。
バスは5分くらい待っているとやって来た。
バスの中は多くの職員、観光客で席は埋まっていたため座れなかった。
バスは混んでいたがだんだん乗客は研究所前などのバス停で降りていった。
本局につく少しの間だったが座ることが出来た。
『次は本局前、本局前。降りるお客さんはブ???????????????次停まります。』
ブザーを押したのは綾だった。
バス停につくと未来と綾はすぐさま降りた。
料金は敷地内無料だったらしいので少し嬉しかった。
降りて目に見えたのは運命(デェスティニー)の管理局に似ていた。
「兄貴、此処って多分銀河鉄道運命(デェスティニー)管理局の建物を真似したんだろうな。兄貴そう思うだろ?」
「確かにそうだろうね。中にはいって見よう。」
中に入ると受付の人が
「いらっしゃいませ。本日はどの様なご用件で。」
と訪ねてきたのを綾が答えようとしたのを止めて
「すみませんが1ヶ月ほど前にこの時代に飛ばされて閉まったので帰れるか知りたくてやって来ました。調べて頂けますか?」
「分かりました。お名前ともといた時代を教えて下さい。」
「夏村未来です。もといた時代は正暦2122年です。」
すると受付の人が顔を暗くした。
「すみませんがお客様が過去に戻ることはできません。お客様はSDF試験に向かう最中に事故に遭いましたよね?」
「はい。」
「銀河鉄道管理局はその翌月に任務での殉職としています。階級は少佐から二階級上がっての大佐です。死亡届けが出ている以上過
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