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魔法薬を好きなように
第11話 魔法衛士隊到来するが
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ヌよ」

「今、ドアを開けるから……」

って、開けて入ってくるし。

「今更、ここでそんな作法は良いわよ。それでだけど、なんで、魔法衛士隊からいなくなって、ミス・モンモランシの護衛兼研究助手なんてしているのよ!」

封建貴族のプライドの塊というのにくらべればぬるいが、やっぱり法衣貴族の娘でも奪われたって感じなのかな。

「事情が複雑だって言っただろう。それよりもこうやって、ここで会うのも1カ月以上ぶりなんだから、ゆっくり食事でもどうだい」

「……食事の後はきっちり話してもらえるんでしょうねぇ」

「話す気がなければ、ここにこないで、別れの手紙でも送っているよ。だから、まずは食事でもどうかな」

「ふう……いいわ、まずその言葉は信じてあげる」

それで、夕食を開始するために呼び鈴を押したが、長い夜になるかはまだ定かじゃない。

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