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雪雨の中で
第二章
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第二章

 その次の日。学校に来た丈瑠はすぐに優子と顔を合わせた。するとまた言い争いになった。
「だから何度も言うわよ」
「こっちも何度でも言うぞ」
 お互いに掴みかからんばかりである。
「テニスよ、絶対にね」
「水泳に決まってるだろ」
「どっちでもいいよ」
「五月蝿いから少しは黙りなさいよ」
 皆その二人を見てうんざりとした顔になる。とはいっても隆博と敦子の間に入ることもできず非常に困った状況の中にいた。
「あっちもねえ」
「何かあのまま?」
「何時まで続くのかしら」
 相変わらず冷戦を続け顔を背け合っている。こちらもこちらで喧嘩しっぱなしである。この熱戦と冷戦は昼まで続いた。何と丈瑠と優子は授業中は言い争いこそしなくとも激しく睨み合っていたのである。クラスメイトはおろか先生達もこれにはうんざりだった。
「ま、まあ若いうちは色々あるからな」
 こう言ってそれを見ないことにしているのだった。
「気にしないでな」
 先生達もスルーし喧嘩を放置する。というよりは触れられなかった。そして昼になると丈瑠は昼食を買いに行った。その際やはり優子と少し喧嘩になった。
 だが今度はクラスの男連中が丈瑠を、女連中が優子を連れて行った。流石に昼休みまで喧嘩をされてはたまったものではないからだ。
「パンでも買いに行くか」
「それでいいよな」
「お弁当あっちで食べましょう」
「たまには屋上でね」
 こうして二人を引き離すのだった。丈瑠はとりあえず売店でパンを買った。それを手に皆と別れそのうえで校庭のベンチに座ってパンを食べようとする。するとそこに。
「あれっ」
「あっ」
 そこに来たのは敦子だった。彼女の手にはお握りがある。それとお茶の組み合わせだ。
「何だ、神崎か」
「山口君じゃない」
 お互いの名前を言い合う。そのうえで二人共その目をぱちくりとさせた。
「ここで食べるつもりか?」
「ええ。そうだけれど」
「菅生は・・・・・・ってそうか」
「優子ちゃんとはだったわね」
 お互いの喧嘩のことはわかっていた。そのことも話すことになった。
「今は二人じゃとてもな」
「今日も凄くやり合ってたわよね」
「参ったよ」
 丈瑠は困った顔で敦子に告げた。
「本当にな」
「とりあえず座っていいかしら」 
 ここで敦子は彼に問うのだった。
「ベンチに」
「ああ、いいよ」
 丈瑠は気軽に彼女の申し出に答えた。
「それじゃあ食べるか」
「ええ。そうしましょう」
 敦子は間こそ置いたが丈瑠の横に座った。そうしてそのうえでお握りやお茶を食べながらそのうえで彼と話をはじめるのだった。
「私ね。今隆博君と喧嘩してるけれど」
「ああ」
「本当はもう仲直りしたいのよね」
 こう言うのである。
「喧嘩って元々好
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