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エゴイストの主観的時間法則論
作者:NyarlathoteP/ニャル

2010年の某月某日、フリーのジャーナリストであるシンジに一つの仕事が舞い込む。
京都にあるというとある無人幽霊屋敷、そこで霊の写真なりなんなりを撮って来いとのこと。
金がないのに暇があったシンジは安い前金と食事代含む経費に釣られ失敗覚悟で仕事を受ける運びとなった。
しかし屋敷の中に住んでいたのは幽霊などという曖昧模糊なものではなく。
時間という厳格な観念に飲み込まれた一人の少女だった。
季節は移る。夏から春へ。春から冬へ。冬から秋へ。
時代は移る。平成から昭和。昭和から大正。明治へ。
過去の歪み《矛盾点》を元に戻す。それが少女を救う唯一の方法だった。
シンジは後にこの体験を一言で纏める。

「タイムスリップナンセンス」

無駄な時間だったよ、と。


連載中全 1話
▼ジャンル / キーワード
推理, タイムスリップ, 平成, パラレルワールド
オリジナル
▼最終掲載日時:
2014/10/04 23:41

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