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『魔弾の王と戦姫〜獅子と黒竜の輪廻曲〜』への感想

投稿者:桐生マラカス
[2017年 01月 26日 16時 22分]

▼一言
※「私の目的は、オステローデを豊かにするためです」
※「オステローデに善政を敷くことだけが、豊かにする方法ではありません」
原作最新刊を読んでいて思い出したのが

※「答えはただ一つ。ジスタートの国益を第一。その中にオステローデがある。そういうことです」
第9話『戦姫の所作〜竜具を介して心に問う』で彼女が発した台詞……すごくピンと来ました!!

考察なのですが、やはりヴァレンティナの考えは王・戦姫・貴族・民を一つの構成員として成り立つ国家機構に近いものかと思いました。原作と比すべきgomachanさんの構成力に感服の限りです。
国民国家とは別名、ある偉人の幻想共同体と同じともいわれてますし、幻想の二つ名をもつヴァレンティナにしっくりはまる印象を受けました。
そんな市民思想に、彼女はたぶん多大な影響をうけたのじゃないかと思います。独立交易都市-ハウスマンの存在をいつ知ったのかわかりませんが、王を仲立ちとしない国家機構にある意味ではあこがれていたのか、そう思わざるを得ません。

もう一つ推測……もしかしたら、ヴァレンティナは何か目的があって独立交易都市へ来たんじゃないのかと思います。だって謀略と打算の戦姫がなんの利益もなしに来るはずがない……もっと重要な目的があってきたんじゃないのかと思います。

ともかく、すごく面白いです!

更新を楽しみに待っています。


▼返信
投稿者: gomachan
[2017年 01月 26日 (日) 20時 43分 45秒]

感想ありがとうございます!そして今、自分も原作を拝読中であります!そして過大な評価恐れ入ります!
原作から違うベクトルを目指してオリジナル設定とか作っていたのですが……なるほど。原作でも『今の戦姫の在り方』を変えたいと言ってましたね。ともかく、原作の行く末を、自分もイチファンとして見守っていきたい所存です。

ここまで考察なされているなら、今後の為に少し展開をします。

オステローデの遥か東に存在するという独立交易都市。ヴァレンティナは幼少の頃より読書に親しんでいた時期にその本を見つけ、独立交易都市の存在を知ることとなります。
ヴィクトールはレグニーツァからの報告で『黒船』の存在を察知します。
そこで『ライトメリッツの末路わぬ民の末裔』であるテナルディエ家の報復の予兆ではないかと気づき、ヴァレンティナに特務指令『ウロボロス』を伝えます。(ウロボロスは輪廻の概念を図案化したもので、獅子と黒竜が互いの尾を咬んで輪になったもの)
王の命令を受け、時代を動かせる『眠れる獅子』を捜す為に各国をエザンディスで飛び回っていたのですが、その過程の中で代理契約戦争を知ることとなります。(ここでホレーショーやノア達、ヴェロニカと出会います)
そこで凱と出会い、ドラ〇〇んのような出会い方をしたわけでございます。(第0話るろうに戦姫にて、凱の引き出しから頭をひょっこり飛び出すヴァレンティナ)
独立交易都市でも『黒船』は脅威であるらしく、ヴァレンティナの情報収集によれば、数多の近代兵器を持ち込んだ敵を倒すには、獅子王凱の存在が必要不可欠だったことを知ります。ここで彼女は凱にマークをすることとなります。
ヴァレンティナが、凱に対して好意的であったとしても、そうでなかったとしても、今後のブリューヌとジスタートの為にはどうしても必要だと感じて、あれこれと謀略します。(まあ、凱といた時はカラオケやボウリング、ゲームセンターで殆ど遊んでいましたけど…)
とりあえずここまでで、あとは本編で語ろうと思います。

ではこれにて失礼<(_ _)>


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