「冥王来訪」の感想


 
コメント
>アンドロポフの執務室に侵入し、アンドロポフにピストルで2発の弾丸を放った

この主張は誇張すぎるので、復讐心に燃えさせる方だと思います。アンドロポフは抜け目なく有能なスパイの首領であったにもかかわらず、なぜ彼の部下たちは、殘害された政敵の未亡人が侵入し、彼を殺害することをいとも簡単に許すことができるのが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 スラヴァ・カタミーゼの『ソ連のスパイたち ――KGBと情報機関1917-1991年』の中に記載された話に典拠したものです。
 恐らくそういう噂がソ連国内で出たというのは、戦後のKGB長官としてアンドロポフが偉大過ぎたのもあるでしょう。
失脚したイワン・セーロフやアレクサンドル・シェレーピン、ウラジーミル・セミチャストヌイと違って、アンドロポフはKGB長官を15年務めた後、最高議長の座に上り詰めていますから、糖尿病の悪化による突然の死が受け入れられなかったのでしょう。
 史実でのアンドロポフは、KGB長官時代に慢性の高血圧と糖尿病、心臓疾患を抱えており、1980年代に入るとそれまでしていた視察をしなくなりました。
もっとも1983年7月7日に米人少女のサマンサ・スミスが訪ソした際には、既に糖尿病の悪化で歩行もままならない状態だったと伝わっております。
 
 指導者は強いものという理想のあるロシアだと、畳の上で病で死ぬより、劇的な暗殺や急死の方が物語性があるのでそういう噂が出来る土壌があるのでしょうね。
 レーニンの時のように病身を世界に曝さなかったソ連指導部・KGBの隠蔽はすごかったと思いますよ。
 
 私が書いた二次小説で、アンドロポフに関して問題があるといえば、アンドロポフを筋骨隆々な老人として書いてしまったことでしょうね。
刀身だけで1・5キロの重さのあるシャシュカ(ロシアサーベル)を杖の様に軽々と振り回すのは、いささかやり過ぎたかなと思ってます。