「冥王来訪」の感想


 
コメント
幕府と内閣の併存は権力の重複でしょうが?これは豊臣秀吉時代の武家の関白制度への回帰ではありませんが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>幕府と内閣の併存は権力の重複でしょうが?これは豊臣秀吉時代の武家の関白制度への回帰ではありませんが?
 
 摂政、関白、征夷大将軍は、一般的に令外官(りょうげのかん)といい、律令の外に置かれた非常職、臨時の官位でした。
何れも敬称は殿下と言い、天皇の政務の補佐をするという立場から派生したものでした。
 地方政権であった鎌倉幕府、政権基盤が脆弱だった室町幕府は無論のこと、初の全国支配をなしえた江戸幕府の時でさえ、朝廷は存続しました。
 もし現代に幕府機構が存在し、内閣と併存することが可能かと言えば、ありうることでしょう。
1890年の内閣制度が始まるまで、内閣総理大臣相当の官職は太政大臣でした。
 三大幕府が存続したときも将軍職とは別に太政官制度は維持されました。
ただ内閣がお飾りとなって、軍事と外交案件、内政問題は幕府が、その他の雑務が内閣がという形になるでしょうね。
 今の政府と御所との関係の方が近いかな?

>豊臣秀吉時代の武家の関白制度
 秀吉の出自は、素性の分からないほど低い身分の人物で、様々な闘争の末、実力で関白になった人物です。
織田信長や徳川家康の様に出自がはっきりした武家でしたら、将軍職に就いていたでしょうね。
戦国時代は時代の過渡期とはいえ、江戸時代以上に古代の慣習が残り、豊臣秀吉のほどの実力者でさえ、そう言ったものに縛られていました。