「冥王来訪」の感想


 
コメント
もしマブラブ世界における本来の時間線に1997年では

1、郝柏村と連戦をリーダーとして中国国民党は李登輝をリーダーとして台湾から出身の官僚を押し返して、対BETAという大義で動員戡乱時期臨時条款を維持し、中華民族という名義で中国共産党を受け入り、BETA教団という罪名で台湾民族主義と野百合学生運動を弾圧します。
2、台湾民主進歩党が『平和抗争』と『武装抗争』の二つになる、『武装抗争』はBETA教団に入り、『平和抗争』は平和抗争けど、アメリカから重視しない。

『冥王来訪』の時間線に1978年では

1、中国と台湾は現実の冷戦に似合っている
2、だが、BETAのお陰で、中国はチベットと新疆を支配コストは減りながら、支配力はさらなるに強化します。
3、現実のロシアよりもソビエトの軍事権が少数民族に早くで落ちます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>マブラヴ本来の時間線の台湾
1986年に台湾政府(国民党政権)は、中共党を迎え入れます。
そこで第三次国共合作が成ります(『公式資料集』,p232)
 
 1997年の段階では明言されていませんが、第三次国共合作が続いていることを考えると台湾政界の中に親中派が史実以上に増殖して浸食されているのでしょう。

>武力闘争にBETA教団が入る
ありうるでしょうね。
西ドイツが金を出して後方で攪乱しているので、民進党に肩入れしそうです。
アイリスやカティアの夢であった東西ドイツの統一失敗に失望したテオドール・エーベルバッハもBETA教団に参加したのはこのころですから、暗躍するでしょう。




>『冥王来訪』の時間線に1978年
読者様の質問ということで特別に話しましょう。


まず台湾情勢ですが、史実と差異はございません。
基本的に書かれていない事項は、すべて史実準拠と考えてもらって結構です。

ただ、大日本帝国が台湾と朝鮮半島を領有したまま停戦条約を結んでいますので、台湾と朝鮮の独立の経緯は違ってくるでしょう。
このことに関しては、本編で触れるつもりです。
(資料集には一切記述がございませんので完全な二次創作になります)
 
 中共のチベットと新疆の支配体制に関して。
新疆はカシュガルはじめ、すべてBETAに荒らされており、甘粛省蘭州市の西方150キロの地点まで侵攻を許しています。
チベットは無傷ですが、文革とBETA戦争が同時進行した状態なので、中共の治安維持は大変でしょう。
暁版ではぼかしてありますが、ハーメルン版では注釈において、毛沢東と4人組のせいでBETA戦争が停滞したことが書いてあります。

 ソ連の軍事統帥権
設定資料集によりますとソ連軍の指揮系統はBETA戦争で壊滅状態にあり、KGBも政治総本部も統帥が出来ない状態にあります。
その為、民族ごとの部隊編成にしたと231ページに言及があります。

一応、読者の理解を深めるために簡単な経緯を『崩れ落ちる赤色宮殿』のエピソードの中で語りました。

歴史上のソ連はロシア語での意思疎通ができない少数民族や中央アジア系のせいで軍の士気低下と組織的な軍隊内暴力(ジェドフシーナ)(Дедовщина、Dedovshchina)が横行します。

史実では少数民族や中央アジア系をアフガン戦争に投入しましたが、それはアフガンに接していて距離が近い面もあります。

マブラヴ世界の場合は資料集にはっきりと『ソ連政府は……恐怖政治を……採用しており、ロシア人以外の異民族を最優先に最前線に投入した』(p231)と書かれています。

また『人種別格差を嫌忌した反乱などが各地で勃発』(p221)した状態なので、支配体制はガタガタなのでしょう。
そのことも作品中に書いたつもりです。

また作品中で、わからない話があったら質問ください。
今後の展開に差し障る話以外はすべて明らかにするつもりです。